Day 20 FRI.
まさかのどんでん返し！もはやマーシーの考えが理解できない

すったもんだのすえ、ミノリが新サイトのデザイン案を制作してくれた。「3案も⁉ ミノリちゃんありがとう。これならアイツも納得するはず」とユースケはミノリに感謝した。早速、マーシーに確認してもらう。
この日、気持ちを和ませる一助になればと、ユースケは鮮やかなグリーンのニットを着てきた。対するマーシーは白Tシャツに同色のBDシャツを羽織り、挿し色として腰にイエローのスウェットを巻いたユルめのカジュアル。
ソファに横座りになって肘をつきながらチェックするマーシーに、ミノリが一生懸命に説明する。しかし、マーシーは「いや〜いいデザインだと思うよ。でも3案とも何かが違うんだよな〜！」「は？ 何がどう違うのかな？こないだマーシーが言ってた要素がてんこ盛りじゃないか」と怒りを抑えながらたずねるユースケ。
「う〜ん、野菜のエネルギーが伝わらないんだよね。ごめん、もう一回やり直してほしい」。テーブルをひっくり返したい衝動に襲われたが、ユースケはゆっくり深呼吸。以前習ったアンガーマネジメントを駆使して、からくも冷静を保ったのであった。
ユースケの着回しアイテム

【B】着回し自在のミリタリー顏シャツジャケット
イタリアンシャツの名門と、かの国の伊達男アレッサンドロ・スクアルツィ氏の共作は、大型の胸ポケットが印象的。ボディは洗いがかかったコットンツイルで、インナーにもアウターにもなる。2万7500円／ギ ローバー（バインド ピーアール　03-6416-0441）
【E】凹凸感のある編み地が着こなしのポイント
大人のワードローブにはロンT感覚で着られるざっくり編みニットが一枚あると重宝する。たとえば、ソフトなコットン糸で編まれたこんなクルーネック。ミディアムゲージながら片畔編みゆえ着心地は軽やか。2万9700円／スローン　03-6421-2603
【O】美脚シルエットに秘めたイージーなはき心地
ゆったりとした股上＆ワタリから裾にかけてシャープにテーパード。そんなキレイめパンツながら、ウエストのゴムシャーリングとストレッチの利いたツイル素材で、はき心地はイージーだ。3万7400円／ボレリオ（エイチジェイエム　03-6434-0885）
ユースケのお助けアイテム

正統派のコインローファーをトッズ流にアレンジ。マットなツヤのあるレザーと丸みを帯びたボリューム感のあるトウ、そしてモカシン部分の大ぶりのギャザーがモダンなアクセントを利かせる。
マーシーの着回しアイテム

【10】ワードローブの軸となるベーシックなBD
肉厚なオックスフォードを使った定番シャツ。身幅の広いボクシーなシルエットと裾を出してもバランスのいい短めの着丈が特徴。胸ポケットに配された、アイコンであるカツオドリの刺繍もカワイイ。9790円／チャムス（チャムス表参道店　03-6418-4834）
【11】古着チックな淡い色みがこなれ感を生む
表糸に空気精紡糸が使われた裏毛スウェットは、独特のサラッとした風合いが印象的。さらにヴィンテージ加工で日焼けしたようなヤレ感を表現している。首元や裾のダメージも迫真の出来栄えだ。3万3000円／アンユーズド（アルファ PR　03-5413-3546）
【13】カットオフされた裾がコーデのラフなスパイスに
ストリートにインスパイアされた一本は、深い股上とワイドシルエットが抜群の存在感。素材はヘンプ混で、裾はカットオフ仕様。抜け感を出したいときにもってこい。2万2000円／リーバイス メイド アンド クラフテッド（リーバイ・ストラウス ジャパン　0120-099-501）