Day 21 SAT.
ひとり静かに焚き火の炎を見つめる。これはれっきとした仕事だからさ(汗)
土曜の夜、マーシーの姿は山梨県某所のキャンプ場にあった。ブームになっているソロキャンプをするためだ。
最初は『1人でキャンプなんて寂しいな』と思っていたが、試しにやってみるとコレが奥深い。お気に入りのキャンプ道具の機能をじっくり試せるし、ソロキャンプ専用のサイトなら静かに考え事もできる。いちばんのお楽しみは焚き火。炎のゆらめきには1/fゆらぎと呼ばれる特殊なリズムがあり、心を落ち着ける効果があるのだ。
新サイトの方向性、自分の気持ちを改めて見つめ直す。着ているのはオフィスでも重宝しているナイロントップスに丈夫なコットンのベイカーズパンツ、夜は冷えるのでカシミヤのニットカーディガンをブランケット代わりに。
雰囲気のいい写真が撮れたのでインスタにアップした。だが、すぐさま「先生は優雅ですな。私は仕事が終わりません」とユースケからコメントが入り、焦るマーシーだった。
着回しアイテム【3】なんとカシミヤ100%! 大人カジュアルの最終兵器
ロング丈のニットカーディガンは、カシミヤならではの上品な発色でボーダー柄が抜群の存在感を放つ。ボリューム感のあるショールカラーも首回りの優雅なアクセントにひと役買ってくれる。25万3000円/ジ エルダー ステイツマン(サザビーリーグ 03-5412-1937)
【4】薄手で超軽量だから幅広いレイヤードに使える
耐久性撥水加工が施されたリップストップナイロン製。デザイン性も高い左胸のスナップポケットや本体を収納できる隠しジップポケットなど機能的なディテールも満載だ。1万4850円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 0800-8887-447)
お助けアイテムクラシックなメンズ服を、イタリアの工場で作り上げる注目ブランドの作。ワンプリーツのゆったりとしたベイカーズ風パンツはコットンツイル製で4つのポケットが特徴。
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真(人物) 椙本裕子=写真(静物) 武内雅英=スタイリング yoboon(coccina)、古川 純=ヘアメイク 押条良太(押条事務所)=文 大関祐詞=編集・文 豊島、カーサベッラ=撮影協力