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2021.05.07

ライフ

「それ、五月病じゃない?」と軽口たたく上司は20代から嫌われる


「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは……

そもそも「五月病」とは?

もともと「五月病」とは、医学的な病名ではなく、大学生が入試までは気を張り詰めて頑張っていたのに、入学すると早々に無気力になってしまうことを指した言葉でした。
もちろん、「五月病」がひどくなれば、うつ病など本当の病になることもあります。
そして近年では、新卒で入社した社員が入社直後に無気力になることにも使われるようになりました。
さまざまな調査によるとおおよそ4人にひとりは(あくまで主観的にですが)「五月病」らしきものを経験するということで、どんな人でも陥ってしまう可能性のある「病気」です。
皆さんにも経験された方がいらっしゃるかもしれません。
 

最近でも入社後に無気力になる、という問題は変わっていない

このように、何十年も前から巷間に知られていた「五月病」ですが、その実情は今でも変わっていません。
「オンボーディング」(新入社員の定着を促進する諸施策の総称として最近使われている言葉。もともとは飛行機や船への搭乗などを意味する)などと言って、会社側も意識して新入社員が五月病になって、メンタルヘルスを悪化させたり、ひいては早期退職につながったりしないように努力してきてはいます。
しかし、それでも入社後3カ月以内に新入社員に何らかの精神的問題が起こりやすいという事実はあまり変化していません。
そのせいか、何十年もの間、大卒新入社員の3年以内の離職率は約30%のまま推移しています。


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