日本ブランド
▶︎「ゼインアーツ」のゼクーL
徹底的に機能を追求しつつ無駄を極限まで省く。その最大公約数を突き詰めたキャンプギアはやはり美しい。ゼインアーツのテントを見るにつけそれを実感する。
ワンポールテント、ゼクーMは2020年にグッドデザイン賞を受賞し、グッドデザイン・ベスト100にも選出された。これはその最大サイズ。複雑構造に見えて設営が簡単ってところもいい。
▶︎「オガワ」のアポロンT/C
100年という途方もない時間をテント作りに費やしてきたオガワ。それだけでも尊敬に値するが、天井に縦方向のポールを通すことで自立と優れた耐久性や居住性を確立したブランドきっての人気者、アポロンの実力には感服する。
そして、昨年秋にはT/C(ポリコットン)素材を使った新作を発表。その出来栄えに老舗の底力を改めて実感した次第。
増山直樹、菊地 亮=文