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2021.04.22

たべる

野毛のワインバルで、着物姿の看板娘が“丁寧な接客”をしていた

「看板娘という名の愉悦」とは……
赤羽、新橋、立石など、首都圏には“酒飲みの聖地”と称される街がいくつかある。横浜・野毛もそのひとつだ。
JR桜木町駅からもアクセスできるが、京急日ノ出町駅で降りて大岡川を眺めながら向かうルートが心地よい。
横浜駅から2つ目、たった3分で到着する。
大岡川沿いの桜はすでに散っていたが、水と緑のハーモニーには何とも言えぬ雅を感じる。
磯子区の「氷取沢市民の森」に源を発し、横浜港に注ぐ二級河川。
徒歩数分で目指す都橋商店街に着いた。商店街とはいえ、2階建てのビルに約60の飲食店が入居する野毛のシンボルだ。
大岡川に沿った美しい曲線は残したい昭和遺産。
後ろから見ると、こんな感じ。
今回訪れたのは「VaLe 横浜野毛」。ワイン商社が直営するスペインワイン専門のバルだ。
ワイン商社が直営するスペインワイン専門のバル「VaLe 横浜野毛」。
VaLeとはスペイン語で「OK」という意味だそうだ。
店内では看板娘が着物姿で働いていた。
素晴らしい。
カウンター上の棚にはワイン商社直営だからこそ仕入れられるレアなボトルが並ぶ。
日本ではここでしか飲めない銘柄も。
お勧めのワインを尋ねると「重いものとフルーティーなものではどちらがお好きですか」。重いものをと答えると「では、『ヌエストロ8』はいかがでしょう」。田崎真也氏も絶賛した赤ワインだという。
グラスで1500円。
期待が膨らむ。いただきましょう。


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