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■本場イギリスからの提案
ジャガー XFスポーツブレイク

英国王室御用達であり、ル・マン24時間レースやF1にも参戦していたイギリスの名門メーカー、ジャガーが手掛けるXFスポーツブレイクは、ラグジュアリーかつスポーティな一台だ。
荷物の量に左右されずにボディをフラットに保つため、リアにはエアサスペンションが備わる。ルーフラックはもちろん、ラゲージに敷く専用防水シートや、専用ペットキャリーなどオプションも豊富。
ジャガー初のワゴンが登場したのは、当時の親会社フォードのモンデオをベースにしたXタイプ。
そのあと、先代XFにも設定され(日本未導入)、この現行型にも2017年に追加された。
ラゲージ積載量は通常で565L、後席を倒すと1700L。
流麗さと重厚感を併せ持ったそのスタイルは、さすがシューティングブレークの本場イギリスと言うべきだろう。
シューティングブレークはもともと、狩猟を楽しみたいイギリスの貴族が、2ドアのクーペをベースに大きなラゲージの車を作らせたのが始まり。実際、1970〜’90年代に活躍した同社のスポーツクーペXJ-Sを、カスタム会社が改造したシューティングブレークが何台か作られていた。
さすがに今どきは4ドアのほうが便利で、かつ安全性などを含め品質の担保もあり、メーカー自らワゴンを作ったというわけだ。
XFの場合、シューティングブレークを匂わす「スポーツブレーク」という名が添えられた。
車内で最大8つのデバイスをWi-Fiに接続できたり、手を振るジェスチャーだけでサンルーフが開閉するなど、先進的な機能が用意されている。
ラインナップは2Lディーゼルのマイルドハイブリッドを搭載する4WDモデルと、2Lガソリンの後輪駆動車の2タイプ。いずれも8速ATが組みあわせる。
英国王室御用達の気品高いデザイン&質感を、かつての貴族のように泥まみれで使うのも面白そうだ。


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