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ユースケ&マーシーの、本当のデニム原体験

モデル 三浦理志●1970年生まれ。15歳のときにサーフィンに出合い、18歳でモデルのキャリアをスタート。本誌連載をまとめた『SURF & NORF COOKBOOK byミウラメシ』(プレジデント社)が絶賛発売中。YouTubeチャンネル「MARCY’ S FUN LIFE!」もぜひチェックを。着用しているデニムはベドウィン&ザ・ハートブレイカーズのもの。
平山 お洒落としてのデニムはそんな感じだけど、“Gパン”としての出合いは今でも鮮烈に覚えてる。中学生の頃にはいていた、スリータックぐらいのケミカルウォッシュ。
三浦 あった! 思い出した、ボンスリ(ボンタンスリータック)デニム! 中1だ!
平山 俺の中ではあれがスタート。ちょっと前に若い女の子の間でそんなデニムが流行ってて、びっくりしたけどね。
三浦 中学になると親に服を買ってもらうのは恥ずかしいからね。それで最初に買うのがボンスリデニム。
平山 熊谷のカジュアルショップ「セキ」で買ったわー。
三浦 俺は藤沢の「田原屋」だったかなー。
[三浦さんが合わせているのはこんな靴]スニーカーも革靴もベーシックなラインナップ。ヴァンズのスリッポンはお馴染みチェッカーフラッグ柄だが、ツイスト仕様の限定バージョンだ。真ん中はレッド・ウィングの名作ブーツ「アイリッシュセッター」、左はチャーチの武骨かつトラディショナルなローファーである。
平山 今回マーシーと話をするって決まったときに、今一度考えてみたんだよ。デニムっていったい何なんだろうって。そのときたまたま、この女性プロレスラーのニュースを見たの(といってスマホを見せる)。
三浦 なにこれ。すっごいカッコいいじゃん。デニムのコスチュームなんだ。
平山 そう。Gジャンとか着てるのよ。上福ゆきっていうレスラーなんだけど、「やっぱりデニムってこうだよな!」と、ビビッときたね。
昔から言われていることだけど、やっぱりデニムって反骨心なんだよ。白洲次郎にしてもブラッド・ピットにしても、デニムから反骨心が透けて見えるからカッコいい。年をとっても反骨心を忘れちゃいけないと、改めて気づかされたね。
三浦 上福さんいいね。今日のゲストに来てもらいたかった(笑)。
平山 プロレスで「名前を売ってやろう」っていう、いい意味の気概を感じる。お、マーシーの地元、藤沢市出身じゃん。
三浦 マジで!? カッコいいはずだわ(笑)。
 
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真 加瀬友重=文 


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