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2021.04.07

時計

タイメックス「MK1 メカニカル」。ガチで本物志向のミリタリーウォッチ

ミリタリーウォッチはその名の通り、もともと軍隊向けに作られていた時計だ。軍用という出自を持つだけに、最も大事にしたいポイントはその“本物”感だろう。
3月に発売されたタイメックスの「MK1 メカニカル」。これが“本物”にこだわるミリタリーウォッチ好きのツボをグイグイ押してくる1本だと噂になっている。
「MK1 メカニカル」ステンレススチールケース、手巻き式、36mm径。2万8600円/タイメックス(ウエニ貿易 03-5815-3277)
MK1 メカニカルは、2015年にキャンパーの復刻版として誕生したオリジナル・キャンパーとステンレススチール版のSSキャンパーを融合した、待望のモデルだ。
なぜ“待望”なのか、その理由を説明しよう。
元祖キャンパーが発売された1980年代当時の広告。
そもそもキャンパーとは、ベトナム戦争期に米軍から依頼を受けて開発した時計である。
戦地でも使える高いスペックを備えたこの時計は、戦後に“米軍が認めたミリタリーウォッチ”として脚光を浴びる。
そして1980年代にキャンパーとして民間に販売され、瞬く間にベストセラーを記録。しかし1990年にモデルチェンジされて以降、元祖キャンパーの生産はストップしていたのだ。
2015年に日本企画として復刻された「オリジナル・キャンパー」。
そして、四半世紀ぶりとなる2015年に登場したのが「オリジナル・キャンパー」だ。
オリジナルに忠実なデザインが採用され、ムーブメントもオリジナルと同じ手巻き式の搭載を計画していたが、手配が難しかったことから断念。外観はそのままに、メンテナンスと精度の点で合理性に優れるクオーツムーブメントが採用された。
そして、一度断念した“待望の手巻き式”を採用したのが「MK1 メカニカル」なのである。
キャンパーの出自を彷彿とさせるミリタリーグリーンを採用。
手巻き式ムーブメントの採用によりデザイン、中身ともに当時を忠実に再現しながらも、50m防水、20石の手巻き式ムーブメントの搭載など、現代に合った性能も備えている。
これまでラグ一体型だったケースが変更されたことで、標準のストラップもセパレートタイプに変化。引き通しタイプ以外も着用できるようになり、ストラップの選択肢も広がった。

見た目でわからない、この手巻き式ムーブメントが搭載された「MK1 メカニカル」。“本物”にこだわるミリタリーウォッチ好きなら、改めて着目すべき存在なのだ。
見た目に加えて、中身まで“本物”になったキャンパー。すでにかなりの人気で、店舗によっては在庫が少ないとのことなので、見つけたら運命だと思って手に取って!
 
[問い合わせ]
ウエニ貿易
03-5815-3277
POW-DER=文


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