しまっていたスニーカーを久々に履こうと出したらソールがボロボロ……。「加水分解」は、スニーカー愛好家なら向き合わざるを得ない問題だ。
それを防ぐためには、一足ずつフィルムに包んで保管するのがベスト。そう、スニーカーショップなどで目にするアレである。
この保管方法、プロの技っぽいけど実は自宅でも簡単にできる。「キックスラップフィルム」さえあれば。
これを販売するのは、クリーニング専門店「スニーカーアトランダム」。以前、
スニーカーの加水分解を防ぐ方法を聞いた、あのショップである。
加水分解については記事でも述べたとおりだが、簡単におさらいすると、化学物質と水が反応して分解を起こす現象だ。
スニーカーのソールによく使われるEVAやポリウレタン素材は水分に弱く、化学物質と反応してボロボロになったり剥がれたりする。雨水や汗だけでなく、空気中の水分も原因になるので、一度履いたスニーカーはもちろん、新品でも起こりうるのだ。
だからこそ、しばらく履かないスニーカーを長持ちさせるには、外気と遮断するのがいちばんいい。そこで冒頭で触れた「キックスラップフィルム」の出番である。
「初心者でも5分もあれば簡単にできますよ」と話すのは、スニーカーアトランダムのマネージャー・城所 匠さん。スニーカーを綺麗にラップするポイントを教えてもらった。
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