スニーカーをラップで保存してみよう!
用意するのは、キックスラップフィルムとドライヤー、そしてセロハンテープだ。高温の熱風が出るヒートガンがあれば便利だが、家庭で行う場合はドライヤーでも十分である。
まず、袋状になっているラップの中にスニーカーを入れ、余った部分を何回か折り込んでセロハンテープで止めて密閉する。
ラップには空気穴が1カ所空いているので、そこから中の空気を両手で押し出すように抜く。
空気が抜けたら、ドライヤーの温風をラップを当てていこう。城所さんによると、この作業が綺麗に包むうえで肝となるらしい。
「ドライヤーの風量は強にしましょう。まずはつま先から甲にかけて、それから両サイド、かかと、最後にソールという順に温風をあてると綺麗に仕上がると思います」。
熱を与えることでラップが縮み、スニーカーに密着する。
「1カ所に温風をあて続けると熱でフィルムが破れてしまうので、まんべんなく風をあてるようにするといいですよ」。
教えてもらったとおりにドライヤーをあてていくと、ご覧のとおり。あっという間にスニーカーがラッピングできる。
「スニーカーは、ラップで包む前にクリーニングをして埃や汚れを落としておいたほうがいいですね。靴の中の湿度を調整してくれる木製のシューキーパーをいれると、型崩れすることもなく、いい状態で保存できます」と城所さん。
ラップに包んで箱に入れておけば、長期保管しても安心だ。もちろんこのまま観賞用にしてもいい。
スニーカーの寿命は一般的に3~5年ともいわれ、加水分解は製造された瞬間から始まっている。
城所さん曰く、機能性やデザイン性に優れたハイテクスニーカーほど、加水分解しやすいEVAやポリウレタン素材を使っているので注意が必要とのこと。スニーカーにラップして、お気に入りの一足を新鮮なまま、長く履き続けよう!
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