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荷台はアウトドアギアのテトリス状態

そんな平さんの愛車のトランクスペースがこちら。
キャンプグッズの玉手箱やー!
ご覧のとおり、アウトドアギアがぎっしり。これらのギアのほとんどは常時積みっぱなしで、荷下ろしすることはないという。
「後ろはもともと仕切りなどはなかったので、兄にラックを作ってもらいました。僕の家系は建築系なんですよ。基本的には薪のような重くて潰れないものを下に入れるようにしています」。
ハンドメイドの荷台は、あるのとないのとでは大違いとのこと。
見ているだけでワクワクする……。平流“積みの極意”と併せて、実際に収納しているアイテムの一部を紹介してもらった。
「テントは2機常備していますが、1〜2人用なので荷台で幅を取ることはないですね。ポイントは、サッとキャンプを始められるように、椅子とテーブルは取り出しやすい場所に収納するよう心掛けています。僕は基本的にコンテナなどのストレージは使用せず、テトリス感覚でガンガン詰め込むスタイルです(笑)」。
ヘリノックスのストレージにはトングなど長めの調理器具やスパイスなどを収納。
さらに、料理器具やエマージェンシーキットも常に携帯しているという平さん。
「僕が愛用しているキッチンセットは、世界中の冒険家や登山者が愛用しているMSRの“アルパインDXキッチンセット”。まな板、フライ返し、おたま、ナイフ、さらには塩・コショウのボトルなど、必要なものがすべて入って値段も8000円程度。重さは640gで場所も取らないし、めちゃくちゃ重宝しています!」。
雰囲気のいいカーミットチェアは自然との相性抜群!
「特にお気に入りのアイテムは、カーミットチェアですかね。これは日本限定モデルで、背もたれが通常よりも高くなっているので、ゆったりと腰掛けることができます。天然オークの質感はアルミや合金にはない贅沢さがあって、見た目とは裏腹にめちゃくちゃ軽いので、持ち運びも楽ですよ」。
惜しむことなく、いろいろとお手持ちのギアを披露してくれた平さん。急な突撃取材も「むしろ、明日の撮影に向けて整理したかったからちょうどよかったです!」と喜んで受け入れてくれた。
意外にも、キャンパーの積荷は、個性や趣味嗜好が表れそうな場所のような気がする。さぁ、次は誰のキャンプカーに突撃しようか。
 
市川明治=写真・文


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