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天然のハチミツを実食レビュー

で、ウワサの88万円のハチミツがコチラである。

「これは、博多人形師として活躍する中村人形の4代目・中村弘峰さんにパッケージをデザインしてもらいました。普段はコラボレーションを滅多にしない方なのでかなり貴重です」。
ガラス作家のイイノナホさんによる小瓶も付属。
そして、主役の蜂蜜(220g)も用意してくれていた。蜂蜜は13年熟成させたもので、かなり稀少性が高いらしい。
「天然の蜂蜜は、時間をかけて熟成させることで、ワインのように深みのある味に変化していきます。とある方は『1960年代のロマネ・コンティと同じ味がする!』と驚いていました」。

残念ながら88万円の蜂蜜は実食できないとのことだが、ポニィさんが採取した3種類の蜂蜜を食べ比べるチャンスを得たので、その感想をお伝えしよう。

まずは、「APRIL」と名付けられたこちら。
「APRILはジャングルの丘の上で採れたもので、太陽のエネルギーをたっぷり受けているため、糖度があって、水分量も豊富にあります」。
2020年の4月に採取したAPRIL。黄金色だ。
普段あまーい蜂蜜を食べているからか、あっさりとした印象。だけど、ほのかに甘味もあって、味噌のようなコクも感じられる。美味しい!

続いては、ジャングルの中腹で採取された「ENSENBLE」だ。
APRILよりも立体感が増して、深みとコクを感じられる。甘さも控えめで、いい意味で蜂蜜っぽくない。
「ジャングルの中腹にある鬱蒼とした密林で採取したハニーです。3種類の百花蜜をブレンドして、3年以上熟成させています」。

最後は、渓谷の崖の下にある洞窟で採れた蜂蜜「CAVE」。
「川べりの苔の花や樹液を蓄えた巣から採取したもので、ほのかに酸味が感じられると思います」。
確かに「APRIL」や「ENSENBLE」と比較すると、酸味があって、ハーブのような風味もある。

「CAVE」の色に注目してみてほしい。年月とともにポリフェノールが増えて色が濃くなっていくという。2020年に採れた「APRIL」との色の違いは歴然だ。

酸味のある「CAVE」は、甘いものとの相性が良い。どら焼きと合わせることで、旨味がグッと増す。
抹茶にかけて食べるのもオススメ。
1年間にカンボジアのジャングルで採れる蜂蜜の量は、わずか約200L。しかも、最近はあまりの人気の高さから入手しづらくなってきているとのこと。
現在は、今年の秋冬に出荷予定分を受付中だ。この機会を利用して、奥深き蜂蜜の世界へ踏み入れてみてはどうだろう。
 
[問い合わせ]
クメール ラビット ハニー
092-791-4490
https://rabbitradiance.jp/


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