特集
OCEANS Fashion X Talk
例えばこれが、温泉旅行ならどうか、答えは「行かない」だろう。しかし泊まりのキャンプはOKになってしまう。それくらい、キャンプには人と人をつなげる不思議な力があるのだ。
それなのに、意外と繋がれる場所がないという。
「キャンプギアショップには、キャンプ好きがたくさん来店しますよね。つまり同じ趣味の人々が集まる場所はある。ところが彼らが会話を交わす場所は、案外なかったんです」。
だったら自分で作っちゃおう、がTARP to TARPとなった。
当時、仲間と立ち上げた会社がようやく軌道に乗ってきた頃。まさにこれからという時期に、その会社を仲間に譲ってTARP to TARPを横浜でオープンしたのだ。
そもそも須山さんがここまでキャンプに傾倒した発端は「ディスカバリー4を購入したこと」だと言う。
「以前もキャンプへは何度か行っていたんですが、その頃は、仕事が忙しかったこともあり、すっかりご無沙汰になっていたんです」。
購入時のディーラースタッフの「この車を買われる方の多くは、キャンプを楽しんでいます」という言葉で、「そうだ、久々にキャンプに行こう!」と思い、ディスカバリー4でSNSにキャンプを楽しむ様子を上げていたら、先述のようにSNS上での繋がりができ、あれよあれよという間にライフワークになり、仕事になり……というわけだ。
次の記事を読み込んでいます。