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「ボンクラ」

原綿の配合からこだわり抜き、旧式の機械でゆっくりと編んだ、ブランド定番の吊り裏毛シリーズ。もっちりとした風合いと着心地の良さはさすがの一言。非凡ななめらかさと独特な感触を兼備。パーカ3万6000円、スウェット2万8000円、スウェットパンツ3万2000円 /すべてボンクラ(ワイルド ライフ テーラー 0120-298-133)
推薦人
ビオトープ/アダム エ ロぺ ディレクター 迫村 岳さん(42歳)
ビオトープ ショップディレクターを務めたのち、バイヤーなどを経てアダム エ ロペおよびビオトープのディレクターに就任。
出会ったのは2年ほど前だと思います。和歌山の吊り裏毛は有名ですが、度目の詰まり方がまったく違う!  ゆっくり時間をかけて生み出される、ほかと比べようのないアイテムだと思います。
生地密度、生産背景、着心地ともに最高です。このスウェットの上下にニューバランスのスニーカーやモッズコートなどを合わせています。
 

「H&M」

洒落者で知られるアーセナルFCのサイドバック、エクトル・ベジェリンとのコラボレーション。環境に配慮したリヨセル生地は落ち感が洒脱。シャツ3999円、パンツ5999円/ともにH&M 0120-866-201
推薦人
オーシャンズ 編集長 江部寿貴(43歳)
少年時代、リーバイスとラルフで目覚めた服の嗜好はいまだ雑食。アヴァンギャルド系は苦手。似合う顔と体型に恵まれなかった。
正直、俺はH&Mを「ファストファッション」とひと括りに捉え、それまで好きでも嫌いでもなく、ただただ興味の対象外だった。それが一転して興味を持ち出したのはSDG’sに関する新聞記事で、H&Mの姿勢について書かれていたものを読んでからだ。
手に取りやすい価格戦略のメガブランドがサステイナビリティに配慮することは、良いことだらけな気がする。こうした課題について、とてもこのスペースでは書ききれないし、自分の知識や考えも貧弱だ。
でもこの上下で1万円程度のセットアップを選択することは、世の中をちょっと変えるきっかけになるはず。
 
清水写真事務所=写真 星 光彦、来田拓也=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、森上 洋、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、中田 潤、今野 塁、菊地 亮=文


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