「看板娘という名の愉悦」とは……スナックといえば、通常は夜の遅い時間帯から営業を始める。しかし、このご時世。明るいうちから開ける店も少なくない。
今回訪れた吉祥寺の「ピクルス」もそのひとつだ。昨年11月にオープンしたが、現在は緊急事態宣言のため、営業時間を14時〜20時としている。
ドアを開けると、看板娘が「ボーナス」という札を手に出迎えてくれた。というか、それ何ですか?
「最近始めたゲームで、他の人の会話やカラオケなどで『いいな』と思ったら上げてもらうんです。得点は上げた人のもので、通算して月間と年間の“王者”を決めます」。
出すのは無料。よくわからないが、「ブラボー」と言われれば気分は良い。さて、何をいただきましょうか。ちなみに、店でいちばん高価なお酒を聞いてみた。
「シャンパンの『アルマンド ゴールド』で1本20万円です。さすがに、まだご注文はありません(笑)」。
セット料金は2時間2500円という、スナックにしては激安設定。しかも、1杯750円の単品オーダーも選択できる。
何はともあれ、看板娘が「こればっかり飲んでます」という麦焼酎、「いき」のソーダ割りを注文した。
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