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2021.02.28

時計

パテック、カルティエ、チューダーの小径モデル。半歩先行くつもりなら、この3本

長らく続いたデカ厚ブームウォッチの反動から始まり、徐々に高まりつつある“小径ウォッチ”ブーム。
そんな新しいトレンドの有用性を証明する、パテック フィリップ、カルティエ、チューダーの小径モデル3本をお届けしよう。
 

① どんな手首にもフィットする37.5mm

ホワイトゴールドのケースと深いブルーを採用した瑞々しい印象は、奇をてらうことなく個性を演出できるパテック フィリップならではの手腕だ。WGケース、37.5mm径、自動巻き、507万円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン 03-3255-8109)
パテック フィリップ カラトラバ・パイロット・トラベルタイム Ref.7234
200種類以上にも及ぶパテック フィリップの現行コレクションのなかでも異彩を放つ「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」。
2015年、前身であるRef.5524の発表当時、一見すると「これがパテック フィリップの時計なのか?」と疑問が浮かぶ独創的なスタイリングは、世界中の時計関係者の間で多くの議論を巻き起こした。
レトロな顔立ちとは裏腹に、Ref.5524は最新のデュアル・タイムゾーン機構を搭載し、特許取得のシステムによる2個のプッシュボタンの操作によって、現地時刻表示の時針を1時間単位で前進・後退することができる優れた機能を備えている。
続いて、2018年に登場した後継モデルでパテック フィリップは、前述したRef.5524のルックスやスペックはそのままに、ケース径を42mmから37.5mmまでサイズダウンするという離れ業をやってのけた。
ここで行われた小径化とは、「どんな手首にフィットするミディアムサイズの提案」という意図に基づくもので、シェアウォッチのトレンドを先取りしていたことが見て取れる。
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② 35mmのカルティエ

SSケース、35mm径、自動巻き、65万5000円/カルティエ 0120-301-757 © Cartier 
カルティエ パシャ ドゥ カルティエ
2020年、待望の復活を遂げたパシャ ドゥ カルティエ。そのルーツは、1943年にモロッコの中央部の都市マラケシュの太守(パシャ)に納めた防水時計にあると言われている。
カルティエはこの時計を再解釈したパシャ ドゥ カルティエを1985年に発表。そして今回新たに生まれ変わったパシャ ドゥ カルティエは、過去の栄光にすがることなく、未来へと前進する姿勢が随所に表れている。
プレシャスなリュウズ、最先端の技術を導入したインターチェンジャブル ブレスレット、優れた耐磁性能、安心感ある100mの防水性などがそれに当たる。
豊富なバリエーションがあるなかで、ここではステンレスケースの35mm径をオススメしたい。
防水時計を出自に持つボリュームのあるケースデザインであるため、実際のサイズ以上に大きく見えるので男性でも違和感なく着用できる。
© Cartier
使いやすさを重視するならブレスレットのタイプを選ぶのが正解だろう。付属するブルーのアリゲーターストラップに付け替えるとドレッシーなスタイルに様変わりする。
優雅なフォルムが生む、数字では測りきれない絶妙なサイズ感の魅力。稀代のジュエラーであり、1世紀以上前から時計製造に多くの関心を寄せてきたカルティエだからこそなせるワザである。
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