キャンプにハマる人が抜け出せなくなるもの、それはギア選びの「沼」である。
ブランドはもちろん、コスパや機能性など選ぶ基準もそれぞれだが、シュラフならば寝心地も重要な要素といえるだろう。
さて、ここにひとつのシュラフがある。
特段変わったところは見受けられないが、実はコレ、“快眠”のために作られたシュラフなのだ。
手掛けたのは広島県・福山にある、創業100年以上の寝具メーカー「イシケン」。
眠りのプロとも呼べる老舗が、アウトドアでも普段と変わらない眠りを提供したいと、構想に5年をかけ、試作に試作を重ねてようやく完成した渾身作だ。
最大の特徴は、シュラフの中綿に、繊維メーカーの倉敷紡績と共同開発した「エアーフレイク」という人工羽毛を採用したこと。
最高級羽毛である「アイダーダウン」の特徴を分析して作り上げたもので、実際、使ってみればわかるが、その保温力は高級羽毛布団にも引けをとらない。
肉厚でクッション性に優れているので、まるでふかふかの布団にくるまって寝ているよう。体を包み込んでくれる安心感も心地良く、いつの間にか眠りに落ちている感じ。
シェラフはマミー型と封筒型のいいとこどりをした、「ブーツ型」という独自の形状を採用。足だけ外に出して、ミノムシのようにくるまったままで座ることも可能だ。
また、ジッパーを全開にして広げれば布団へと早変わり。テント内での敷布団にしたり、自宅でブランケット代わりに使うのもおすすめだ。
しかも洗濯機で丸洗いが可能なので、天然羽毛のようにクリーニングに気を遣う必要はなし。そのうえ洗濯機で洗っても中綿が偏ったり、中身がへたることもなく、ボリューム感と保温力を維持し続けるのも魅力である。
さらに専用の収納袋に入れればクッションのようにコンパクトに収納できるし、軽量なので持ち運びも苦にならないだろう。
こちらは応援購入サービス「マクアケ」で購入可能。アウトドアでの快眠を約束してくれる布団由来のシュラフ。その寝心地の良さにハマったら、シュラフからも抜け出せなくなりそうだ。
[問い合わせ]イシケン プロジェクトページ www.makuake.com/project/reliever-schlaf/ONE-HALF=文