自身のファッションブランドとともに、フリーランスのデザイナーとしてさまざまなブランドのディレクションを手掛ける尾崎雄飛さん。
そんな流行の最先端を生きる彼は実は、大のフランス好き。そこで、フランスの国民車であるプジョーの最新モデル「プジョー3008 GT BlueHDi」を試乗してもらった。
新たなフェイズを予感させるプジョーの最新SUVの魅力を、はたしてどのように受け止めたのだろうか?
プジョー3008の詳細はこちら ■フランスのエスプリをキリリと効かせた車
若い頃にセレクトショップや古着店のバイヤーをしていたこともあって、日本と海外との往復が盛んだった尾崎さん。
「19〜20歳のときはロンドンが多かったんですが、その後はフレンチがテーマのお店の仕事に関わったので、パリにはよく訪れました。
18歳の頃には名古屋にいたのですが、当時からフランスは大好きだったんです。名古屋にフレンチっぽいカフェがあって、そこに足しげく通いましたね」。
1860年代のパリで始まったオートクチュールをきっかけに、ファッションデザイナーたちはそれまでの確立されたモノから解放され、まったく新しいファッションを創造した。
だからこそパリは今でも、世界的ファッションの中心地となっている。そのパリで養われたセンスが、尾崎さんの仕事に役立っているのだろう。
常にアンテナを広げ、感性を研ぎ澄ましている彼の眼には、プジョー3008はどのように映ったのだろうか。
「日本が世界に誇るファッショナブルな街、銀座の風景にもこのプジョー3008はよく似合いますね。これがガチガチな四駆風のSUVだと、きっと違和感が生じる。
でも、このスタイリッシュなフォルムは、銀座の街並みにマッチしている。そして、個性的なフェイスマスクが、さりげなく存在感をアピールしますね」。
また、尾崎さんは仕事の資料集めに、神田・神保町の書店街にもよく出かけるという。
「小宮山書店はアートやファッション関係の洋書が充実しているので、ここ20年ほど通っています。良い本がたくさんあるので、つい買い過ぎてしまうんですよ(笑)」。
プジョー3008のスタイリングは、神保町の素朴な雰囲気にも不思議と溶け込む。それに、古書店が並ぶ細い路地でも入っていける、取り回しの良さも魅力のひとつだ。
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