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■ロールスの現代版シューティングブレークを


最近でこそ「シューティングブレーク」というモデルがラインナップされるようになったが、かつては狩猟用車両としてセダンやクーペをベースに特注するものだった。
ステーションワゴンとの線引きが難しく、ほぼ同義と捉えてもいいだろう。

「シルバースペクター・シューティングブレーク」は、ロールス・ロイスのレイスがベースのシューティングブレークで、イギリスの自動車デザイナー、ニールズ・ファン・ゴーイが手掛けたものだ。
レイスはロールス・ロイスのドライバーズカー、つまり運転を楽しむためのロールス・ロイスなのだが、この車の実用性をもっと高めたいというオーナーの要望に応えたもの。
遠い昔に実際作られていたロールス・ロイスベースのシューティングブレークへのオマージュという意味合いもあるようだ。

エクステリアはシューティングブレーク化した以外、変更点がないところが“純正”風で面白い。
インテリアで特徴的なのは天井のスターライト・ヘッドライニングで、ベースのレイスが1340個のライトを搭載しているところ、シルバースペクター・シューティングブレークでは荷室まで流れるように2000個が配されている。

また、荷室は圧巻の総革張り。また、エンジンは640psから710psと1割ほどパワーアップ。世界限定7台のみのシューティングブレークだ。


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