■フェラーリ 308GTBi
まさか、アウトドアイベントでフェラーリに遭遇するとは! それも1980年代のV8モデルに!
こちらの308はインジェクション化された1985年式のGTBiで、フルオリジナルのまま現在まで乗られているもの。もちろん積める荷物はわずかだが、ウルトラライトハイク装備のソロキャンプなら全く問題はない。
ボディカラーがよくある赤や黄色じゃないところも、大自然に似合っている。
当時の肉厚なタイヤも、マッドテレーンじゃないのに荒れ地にマッチしてるとすら感じてしまうほど。フェラーリでアウトドア! アリですね!
■AMC CJ-7
CJ-7はラングラーの祖先にあたるモデルで、CJの名がつけられた最後のジープ。佐藤栄治さんのCJ-7は1980年式で、アメリカン・モーターズ(AMC)から発売されたものだ。
現代のラングラーより長いセブンスロットルグリルなどから漂うクラシカルな雰囲気が緑の中に映える。
ぱっと見はそれほど手を加えていないように見えるが、エンジンはシボレー383に載せ替えてあり、さらにミッションはTH400、デフはフォードナインを載せている。
さらに足元はビードロックホイール、デフロックにはデトロイトロッカーをチョイス。そしてエンジンパワーを引き出すためのMSDイグニッションも備えている。
見た目はさりげなく、中身はハードコア仕様。ファッションでジープに乗るのも良いだろう。しかしこういう見えないところのこだわり方が“ツウ”の凄みを醸し出すのは、ファッションも車も同じなのだ。
3/3