アウトドアを楽しむなら? と聞けば真っ先に思い浮かぶのは、SUVやミニバン、ピックアップトラックなどだろう。じゃあ、それ以外のボディタイプだとアウトドアを楽しめないのか?
答えは「NO!」。
富士の麓で開催された「“OVER LAND EXPERINCE” GRID POINT&MEETUP CAMP」でも、異彩を放つ意外な車がいた。今回はそんな目線をピックアップした4台の紹介だ。
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第1回のバン、
第2回のピックアップ、
第3回のSUVはこちら。
■シュタイア・プフ ピンツガウアー
シュタイア・プフのピンツガウアーは、オーストリア製の軍用車両。今回の会場でもひと際目を引く車だった。
鉄板剥き出しのスクエアなボディ、どんな場所でも入って行けそうなごついタイヤと極端に高い地上高。軍用車両だから快適性とは無縁だが、フィールドに到着すればいやというほど快適な時間を過ごせるのだから、道中の多少の不便は気にする必要ないのかもしれない。
ちなみにこの車、前2名+後ろ3名の5人乗りで、座席後ろには広大な荷台がある。にも関わらずホイールベースはわずか2.2m!と軽自動車より短いのは、それだけクルクルと小さく回転したほうがいいという、軍用車両ならではの事情なのだろう。
オーナーであるMMF代表の山口さんがルーフから顔を出しているのは助手席頭上に設けられた監視用のハッチ。
カスタムペイントで黄色にして、ヒッチカーゴでアウトドア感を高めている。どこを走っても注目の的間違いなしの一台だ。
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