いくらここ数年でレベルが爆上がりしたとは言え、まだ冷凍食品と出来たての料理の間には高い壁がある、ように思う。
その壁を超える存在となりそうなのが「冷凍良食」。
冷凍食品を製造するクオリアースが立ち上げた、新ブランドだ。
これを冷凍食品だと見抜ける人がいたら、『芸能人格付けチェック』でGACKTにも一目置かれるハズ……。そのくらいハイクオリティな冷凍食品なのだ。
そもそも冷凍食品が風味を損なう原因は、食材の冷凍・解凍の過程で旨味成分が含まれた“ドリップ”という水分が流れ出てしまうから。それを防ぐには、食材を素早く冷凍するのが最善手だ。
そこで、冷凍良食では独自開発した「プロトン凍結」という特殊な急速冷凍技術を採用。このプロトン凍結こそ、“良食”たる所以である。
磁力や電磁波、冷風を使って食材を一気に冷凍することで、冷凍の過程で起こる細胞破壊を防ぎ、ドリップの出る量を軽減。これによって鮮度や旨味を閉じ込めることに成功したのである。
冷凍良食のデビューとともに発売したのは、予約困難な名店や星付きレストランとコラボした「匠シリーズ」と、「主食スープシリーズ」。
例えば匠シリーズでは、秋田の料亭、たかむらの名物である合鴨ロースや豚の角煮に加え、ミシュラン一つ星を獲得した大阪・北新地のレストラン、ハツ(HATSU)と共同開発した中華丼など、豪華なラインアップが揃う。
なかなか足を運ぶことができない全国の名店の味を、自宅で手軽に食べられる贅沢さも冷凍良食の魅力といえる。
また、主食スープシリーズには、全国各地の食材をたっぷり詰め込んだ、6種類のスープが登場する。
例えば愛媛県産の鯛と8種の野菜が入ったミネストローネや、高知県産の鰤を使ったみぞれ汁など、見ているだけでよだれが出てきそうだ。
スープと名はつくものの肉や魚、野菜と具沢山なので、立派なおかずにもなる。
クオリアースの公式サイトでは、合鴨のロースと豚の角煮を先行販売中で、2月25日(木)からは全商品がラインナップする予定。それまではクラウドファンディングサイト、
キャンプファイヤーでも購入可能だ。
独自技術で出来たての旨さを閉じ込めた冷凍良食。この先、冷凍食品の可能性を広げる存在になり得そうだ。
[問い合わせ]冷凍良食カスタマーサポートinfo@reitouryoushoku.com
https://reitouryoushoku.com恵谷佳奈=文