今回行うメニューは下記の3つだ。
①ジャブ+ステップイン・ステップアウト
②ジャブ+しゃがんで立つ
③ワンツー+足でカット
まずは、すべての動きに通ずる基本の構えを説明しよう。
両足を肩幅に開いて、右利きの人は右足を真後ろに1歩半下げ、左利きの人は左足を真後ろに1歩半下げる。へそは正面ではなく、斜めへ向けることを意識するように。
拳は、親指が外側にくるように握ったあと、そのまま目線の高さに上げる。少し顎を引いて、膝を使いながら足踏みをしていく。これが基本の構えだ。
①ジャブ+ステップイン・ステップアウトまずは、基本の構えの姿勢をとる。
ステップイン・ステップアウトは後ろの足で地面を蹴って前に1歩踏み込む。そのあと前の足を蹴ってもとの構えに戻る。この動きを繰り返して行う。
ジャブは、ステップイン・ステップアウトの動きと連動させる。後ろ足で地面を蹴るときは、同時に手を前に突き出し、もとの構えに戻るときに突き出した手を戻す。この動きを1分間続けよう。
②ジャブ+しゃがんで立つまずは①と同じように、基本の構えをとる。
そしてジャブを打ったら手をもとの位置に戻し、そのまましゃがんで地面を触る。そして再び、素早く基本の構えに戻る。この動きを左右10回ずつ繰り返そう。
注意点は2つ。ジャブを打つ拳の高さは、できるだけ肩のラインに沿って真っ直ぐ打つようにすること。そのとき、もう片方の拳を顔に近づけておくべし。
また、しゃがむときは、お尻を下にストンと落とすような意識で、目線は前を向いたまま地面を触ろう。
③ワンツー+足でカット続いては、基本の構えからジャブを打ったあと、構えている方の肘に膝をタッチして、足を戻していく動きだ。カットとは、ミドルキック(お腹を狙った蹴り)を想定し、足を上げて脛で防止するディフェンス方法のこと。
この動きも②と同様、左右10回ずつ行う。
以上が初級編のメニューだ。動画では、愛三先生と一緒に動ける内容になっている。ぜひとも、空いた時間を利用して、エクササイズにトライしてみてほしい。
さぁ、心の準備が整ったら、いざGONG!
【トレーナー】小林愛三さん
1996年生まれのプロキックボクサー。ネクストレベル渋谷ジム所属。2015年にプロデビュー、2016年には初代ムエタイオープン女子フライ級のタイトルを獲得。現在は、選手として活躍する傍ら、ボクシングを取り入れたエクササイズの指導も行う。
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