新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、
昨秋に出版された一冊の本が話題を呼んでいる。『東大の微生物博士が教えるコロナに殺されないたった1つの方法』(自由国民社)だ。刺激的なタイトルの本の著者は、小柳津広志氏。万病に効くとウワサの“長沢オリゴ”の仕掛け人である。
編集部では昨夏、長沢オリゴの実態に迫った記事を公開(詳細は
前編と
後編をご覧あれ)したが、今回はその続編。話題の新刊の真相を伺った。
話を聞いたのはこの人!
本題に入る前に、まず「長沢オリゴ」とは何かを簡単におさらいしよう。
これは、大腸に潜んでいる酪酸菌のエサとなるフラクトオリゴ糖のことで、水溶性食物繊維を食べて大腸内に酪酸菌を増やせば、アレルギー症状をはじめ、あらゆる炎症反応を抑えることができるという。
小柳津先生が数千人の長沢オリゴの使用者に詳しい聞き取り調査を行った結果、数えきれないほどの効果があることがわかったそうだ。
花粉症やアレルギー鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、うつ病、自律神経失調症、潰瘍性大腸炎など。ほかにも、血糖値や冷え性の改善、記憶力アップ、風邪やインフルエンザになりにくいという声もよく聞くという。
そういえば、昨年の取材時、先生は「酪酸菌は新型コロナウイルスの予防にも期待できるんですよ。今、研究をまとめた本を書いているところです」とこぼしていたが、ま、まさか……!?
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