眠気を引きずる朝、自分を目覚めさせるためのスイッチとして一杯のコーヒーを欠かさない人も多いのでは?
コーヒーを淹れる刹那に放たれる鮮烈な香り。気分をリフレッシュしたり、ときに刺激を感じたり(名曲「コーヒー・ルンバ」のように)と、華やかなコーヒーアロマは何げない朝を幸せな朝へと誘う。であれば、その最高の香らせ方を覚えておいて損はなし。
バリスタの石谷貴之さんに、自宅でもっと香り高いコーヒーを楽しむ方法と正しい淹れ方を聞いた。
香りを最大限に引き出すなら、やっぱり丁寧なハンドドリップが一番
[STEP. 1]コーヒーを淹れる直前に豆を挽くのがアロマを香らせるうえでの鉄則。手動ミルでも十分に香りは引き立つ。一粒の大きさがグラニュー糖ほどの、中細挽きがベスト。
[STEP. 2]サーバーやドリッパーが冷えていると、温度が下がり香りが立ち込めなくなる。事前にフィルターごと湯通しして温めておくことにより、フィルターに染み付いた余計な匂いを取る効果も。
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