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2021.01.31

からだ

ガリガリからマッチョへ。アンガールズ山根が語る肉体改造メソッド

痩せ細った体よりも、肉のついたがっちりとした体つきに憧れる――そんな思いから、前回は「太る専門ジム」のパーソナルトレーナーを取材し、“健康的で格好良い太り方”を探った。
そして今回話を聞くのは、人気お笑いコンビ「アンガールズ」の山根良顕さんだ。彼に対して、“ヒョロヒョロ”や“ガリガリ”といった印象を抱く人が多いかもしれない。
しかし、最近ではプロレスラーばりの太マッチョを目指して、本格的な肉体改造に取り組む様子がYouTubeで話題となっている。
ここでは、山根さんが実践する日々の増量術を明らかにしよう。

話を聞いたのはこの人!

山根良顕●1976年、広島県出身。広島修道大学在学中に相方の田中卓志さんと出会い、お笑いコンビ・アンガールズを結成。過去には、NHK『すくすく子育て』のMCを担当し、現在はさまざまなテレビ番組でも活躍の幅を広げている。著書に、愛娘の成長や家族との時間を記録した『家族の瞬間 ~Instagram*oment~』(KADOKAWA刊)。YouTubeの「やまねパパちゃんねる」ではトレーニングの様子を配信中。

「体力の低下」が肉体改造のきっかけ

──肉体改造を思い立ったのはなぜですか?
いちばんの動機は体力づくりです。芸人は体力勝負。40歳を過ぎてから、長時間のロケや撮影がだんだん体に堪えるようになってきたんです。
このまま50歳、60歳と芸人を続けていくために、とにかく体力をつけなきゃ、と思ったんです。それに、ガリガリの僕がマッチョになったら面白いかなと思って、YouTubeで配信していくことにしました。
それが約1年前。最初は「いつまで続くかなぁ~」と軽い気持ちだったんですが、続けていくうちにトレーニングや食事によって体が変化していくのが楽しくなってきました。どうせなら、体重も増やして、まったくの別人になってやろうと。現在はプロレスラーの棚橋弘至さんの体を本気で目指しています(笑)。
約7年前の山根さんの体。この頃は180cmの身長に対し、53kgの体重しかなかったという。確かに、肋骨が見えるぐらいに細い。
──以前のイメージと違って驚きました! ずっと痩せ体形なんですか?
物心ついたときから、痩せていましたね。中学、高校とサッカーをやっていて、当時はそこそこ体重があったんですが、一番重い時期でも58kgくらい
身長は180cmあるので、かなり痩せていたと思います。20代から30代はずっと53kgくらいでした。
もともと食が細くて、食べたいという欲求が人よりも強くない。体質なのか、無理にたくさん食べると胃腸の調子を崩して反対に痩せてしまいます……。両親も同じような体形なので、生活環境や遺伝も関係あるのかもしれませんね。


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