OCEANS

SHARE

5人目「オーラを纏った「角張感」がいい」

愛車は、7年前に購入したボルボ 240エステート。その前は、フォルクスワーゲンのゴルフⅡに乗っていましたので、角張ったデザインにどこか惹かれてしまうんでしょうね。
僕の240は、なかなか調子良く、17万kmほど乗っていますが、エンジン&ギア系のトラブルはいっさいなし。当たり車両でした(笑)。
ワゴンを選んだいちばんの目的は、趣味のマウンテンバイク&登山。キャリアを搭載して2台積めるようにしています。車体以外にもヘルメットや着替えなど、荷物が多くなるので、ワゴンが必需。4800㎜の車体は荷室が広く、山梨や埼玉の里山やコースに赴くのに重宝しています。
ボルボといえば、頑丈で安心。手袋を着けたまま扱えるセンターコンソールを持つ240は、ユーザビリティが考えられていて、北欧的な機能美も感じています。旧車に惹かれる僕にとっても、このV60 クロスカントリーは、クールな一台。
まず、モダンな最新デザインも、目の細さは少々気になりますが、大きなグリルやフェンダーなど、僕が車に求める角張り感がある。何より、いい車にしか出せない「オーラ」を纏っている(笑)。センターのタッチパネルも、「手袋対応」に通じる操作性の追求が感じられますね。
最近のボルボは、洗練されてラグジュアリー感が増したので「高嶺の花」になりつつありますが、V60 クロスカントリーと240の2台持ちができたら理想的だなぁ。
ヘアメイク
小林雄美
拓植伊佐夫氏に師事したのちに独立。現在は、オーシャンズをはじめとする雑誌や広告のほか、舞台などでもその手腕を発揮。好きな車が近づくと窓を開けて聞き入るほどの排気音フェチでもある。
 

 

6人目「ハイブリッド仕様で最早、死角なし」

ステーションワゴンをベースに車高を上げて、フェンダー回りにはマットな樹脂パーツを、ボディ下側にはアンダーガードを装着して、よりオフロード性能を高めた“クロスオーバー”モデルに注目が集まっています。
メルセデスのEクラス オールテレインや、アウディのオールロードクワトロ、VW パサート オールトラックなどはまさにそれで、オフロードを走る人はもとより、ステーションワゴンをよりカジュアルに仕立てたようなスタイリングが支持されて世界的なヒット作となっています。
実はこうしたクロスオーバーモデルの先鞭をつけたのがボルボ。1997年にステーションワゴンのV70をベースとしたV70 XCを登場させて以来、20年以上にわたって連綿とクロスオーバーを造り続けており、この種のモデルにかけては手練れです。
インテリアはアウトドア志向ではなく、実にラグジュアリー。肌触りの良いファインナッパレザーのシートに身を委ね、世界的に有名なスウェーデンのイェーテボリ・コンサートホールの音響空間を車内に再現したバウワース&ウィルキンスのサウンドシステムの音に包まれる空間は、贅沢そのもの。
既にボルボは全ラインナップの電動化を完了しており、このV60 クロスカントリーも48Vハイブリッド仕様。「安全装備にオプションなし」を標榜するだけに、先進安全運転支援機能は満載。まるで絵に描いたような安心・安全の高品質車なのです。
モータージャーナリスト
藤野太一
自動車誌の編集を経て、フリーランスの編集者兼ライターに。専門誌、一般誌をはじめ、自動車関連の分野をはじめとしたビジネスパーソンを取材する機会も多く経済誌などにも寄稿する。
 
髙村将司=文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。