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2021.02.13

識者6人が本気で語る! ワゴンとSUVのいいとこ取りな「ボルボ V60 クロスカントリー」

広い荷室を持つワゴンと悪路走破性を持つSUVのクロスオーバー。ボルボの最新モデルではハイブリッドのパワートレインを搭載し、走り出しはより軽快、そして好燃費に。
そんなワゴンとSUVのいいとこ取りな一台を、識者たちはどう分析するのか。
VOLVO V60 CROSS COUNTRY ボルボ V60 クロスカントリー
VOLVO V60 CROSS COUNTRY ボルボ V60 クロスカントリー
ベースとなる車体は、850やV70の実質的後継となる主力エステートワゴンのV60。これに最低地上高を210mmまで高め、さらには4WDを搭載することで高い悪路走破性を獲得。
全グレード同一の最高安全装備を搭載する点も見逃せない。全長4785×全幅1895×全高1505mm 579万円〜。

1人目「次に狙う最有力候補」

出るんですよね、クロスカントリー。というのも、僕は現行のボルボ V60を1年半前から乗っていますが、当時クロスカントリーがあれば、選びたかったほどです。
V60との出会いは衝撃的でした。ある日、ボルボの正規中古車店にふらりと寄ったところ、何らかの事情で一台、新車のV60が展示されていたんです。格好いいなと思い、カタログをパラパラめくると飛び込んできたのが「デニムブルー」の文字。「これ、何ですか?」と即質問(笑)。
裏に一台あると案内され、現物を見たらぞっこん。「やはり、デニム関係?」とのスタッフに「はい、実は……」と。ただ、そのときは即決できずにいたんです。
半年後、会社の社長から突如ラインが。「お前の次の車はこれだ」って添付されていた写真が、V60のデニムブルー(笑)。何という偶然の一致かと。
V90ユーザーの社長が、ボルボのディーラーに話をつけてくれたというので、「ぜひ」と購入しました。ナンバーはデニム好きの象徴「501」です(笑)。
そもそも、いつかはボルボ 240 エステートに乗りたいと思っていたくらいボルボ好き。そんな僕にとっては、今のV60に満足していますが、車高が10cm高く、フェンダー回りが武骨なクロスカントリーは、さらに格好良く映ります。
なので、次に狙うのは当然、この車のデニムブルー。ハイブリッドなのも魅力ですね。使い勝手が良すぎて、240に行けなくなっちゃいそうですが(笑)。
「ベルベルジン」ディレクター
藤原 裕
原宿の人気古着店の看板ディレクター。創業翌年からスタッフとして参加。リーバイス501の知識は業界随一で著書もあり。長男のサッカーの送り迎えや社用などに現行V60をフル活用中。
 

2人目「郊外はもちろん都市部でも大活躍」

欧米では多様なライフスタイルにマッチする存在として古くから親しまれてきたステーションワゴン。日本でも’90年代に一世を風靡しました。が、’00年代以降、その座を取って代わったのがSUVというわけです。
一見、SUVになりたくて仕方のないステーションワゴンという体に見えるのがボルボのクロスカントリーシリーズ。同様のコンセプトはスバルやアウディも採用しています。はたしてこの手の車には、SUVにないものがあるのでしょうか。
あるんです。それは重心高。SUVの高い視点やゆとりのある室内高は確かに魅力ですが、そのぶん重心が高くなり、車体の動きは大きくなりがちです。それをなんとか抑え込むべく足回りを硬く締めたりすると、乗り心地にも少なからず影響は表れます。
対して重心の低いこのようなパッケージは、乗り味や乗り心地的には有利に働きます。郊外の目的地には高速道からの山道へというパターンも多いでしょうが、操縦安定性の面でも有利です。
また、この手の車の多くは全高が1550mm内に収まりますから駐車場の制約も少ない。都市での佇まいも圧が低くて大袈裟にならないという点を長所に思われる方もいるでしょう。
走破性はSUVとほぼ同等が確保されていますから、行動範囲に遜色はありません。V60 クロスカントリーもまさにそれ。より上質な走りを求める方には、ぜひ試してみていただきたい。
自動車ライター
渡辺敏史
出版社で自動車/バイク雑誌の編集に携わったあと、独立。自動車誌での執筆量が非常に多いジャーナリストのひとり。車の評価基準は、市井の人の暮らしにとって、いいものかどうか。
 


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