■「GLA/GLB」
さらに6月25日には、GLシリーズのボトムレンジを担う“Aクラス”と、新たに“Bクラス”のSUVが追加された。まずAクラスのSUVに当たる2代目「GLA」は、2Lディーゼルターボの「GLA 200d 4マチック」の1グレードのみで登場。
街乗りを重視したコンパクトなサイズなのはもちろん、新たにデビューした「GLB」との差別化の意味もあり、先代より一段とクーペのような、ルーフ後端が下がるフォルムとなった。
もちろん最低地上高が200mm確保されたり、路面や走行状況に応じて前後の駆動配分を80:20〜50:50で可変する4WDシステムが搭載されているなど、悪路走破性も十分な性能が与えられている。
一方、「GLA」と多くの部品を共有しながら新たに開発された「GLB」は、全長4640mmとGLAより200mmほど長いボディに3列シートを備えるSUVだ。
よりSUVらしいゴツゴツとしたフォルムに、2Lディーゼルターボを搭載するが2WD(前輪駆動)の「GLB 200d」と、2Lガソリンターボ+4WDの「GLB 250 4マチックスポーツ」が用意された。
「GLB」は街乗りで取り回しやすいサイズで、荷物もたっぷりと載せられ、いざとなれば7人まで乗ることができる。
しかもGLシリーズ唯一の2WDが用意されているから、街乗りがほとんどでアウトドアにはあまり出掛けないという人にも魅力的だ。
街乗り用からラグジュアリーなタイプまで、全7車種が揃うGLファミリー。そのうちの4車種が2020年にフルモデルチェンジまたは新開発された。
同社では
「EQC」という電気自動車のSUVがすでに登場しているが、今後のGLファミリーにも電気自動車が登場するのか!? 2021年もGLファミリーから目が離せない。
籠島康弘=文