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■マツダ「MX-30」


マツダは2019年の東京モーターショーで披露した同社初の電気自動車「MX-30」に、マイルドハイブリッドシステムを搭載して、2020年10月に発売を開始。
マツダのSUVシリーズは車名にCXという文字がつくが、「MX-30」はそれらより柔らかい表情をしていて、ボディも丸みを帯びている。
これは“Human Modern”というデザインコンセプトに基づいたもので、インテリアも自然素材を取り入れるなどマツダらしいこだわりが感じられる。

「MX-30」最大の特徴は後部座席にアクセスするドアが“フリースタイルドア”と名付けられた観音開きになっていること。
ボディサイズは全長4395×全幅1795×全高1550mm。CX系とは違う世界観を楽しみたい人におすすめしたいモデルだ。なお2021年にはEVモデルのデビューが予定されている。
 

■ダイハツ 「タフト」


1974〜1984年まで製造されたダイハツの「タフト」は、パートタイム式4WDを備える本格的なコンパクト・クロスカントリーモデルだった。
その名前を受け継ぎ2020年1月に登場した「タフト」は箱型ボディの軽自動車として現れた。ライバルはもちろん、スズキの大ヒットモデルである「ハスラー」だろう。
前席を乗員のためのクルースペース、前席より後ろを人と荷物のためのフレキシブルスペースと位置付け、大きな荷物、長さのある荷物を積みやすくしている。

巨大なガラスルーフ「スカイフィールトップ」が全グレード標準装備され、軽自動車ながら圧倒的な開放感を味わえるようにしたことで、ライバルとの差をつけた。
ワクワクできる軽自動車を探している人にピッタリのモデルだ。
 
街でもアウトドアでも、気楽に乗れてキビキビ動けるコンパクトSUV。いくつになってもフットワークの軽い男でいたいオーシャンズ読者は、このジャンルを2021年も注目して頂きたい。
 
高橋 満=文


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