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2020.12.30

SUVのビッグウェーブは人気車種の“PHEV化”。国産&輸入車で知っておきたい6型

脱エンジン車に世の中が進む一方、電気自動車にはまだまだ課題も多い。
例えばリチウムイオン電池は、現状からの劇的な航続距離の延伸や、給電時間の短縮が望めないといわれ、新しいバッテリー開発が急務となっている。
そうした中、我々の好物であるSUVにも、2020年は電気自動車とガソリン車のいいとこ取りともいえるPHEV(プラグインハイブリッド)車が多く登場した。

■トヨタ「RAV4 PHV」

トヨタでは「PHEV」ではなく「PHV」と記載する。
2020年の「プラグインハイブリッド」の代表選手の1台は、2020年6月8日に販売され爆速で注文が殺到し、受注が一時停止となってしまったトヨタ「RAV4 PHV」だろう。
半年経った2020年12月現在でも、HP上で注文の再開は「改めてご案内」となっている。2020年内の販売目標を上回ってしまい、生産が追いつかない状況だ。
「RAV4 PHV」が大人気の理由はプラグインハイブリッドがエコだから、というだけではない。
なにしろ「RAV4 PHV」のエンジン+モーターの最高出力は306ps。2Lガソリン車の171psを大きく上回るのだ。しかもWLTCモード燃費も22.2km/Lと超優秀。つまり「速く走れるのに燃費がいい」ってわけだ。
 

■三菱「エクリプスクロスPHEV」


2020年10月29日に登場した三菱「エクリプスクロスPHEV」も、走りが自慢のPHEVだ。兄貴分の「アウトランダーPHEV」のシステムを流用した2.4L+2モーターの4WDシステムを搭載している。
さらに「エクリプスクロスPHEV」の場合、フロントとリアにそれぞれ1基ずつモーターを備えることで、「ランサーエボリューション」譲りの4WD制御システムを活用して自在に4輪を駆動させ、ドライバーの意のままの操縦性が楽しめるのも大きな特徴だ。


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