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■ホンダ「ホンダe」


街の癒やし系

2019年の東京モーターショーでも大きな話題となった「ホンダe」が2020年8月にデビュー。
グリルレスデザインとブラックアウトしたフロントフェイス内に浮かぶ丸いライトでキュートなイメージを全面に押し出したEVは、車に詳しくない人からも「かわいい」「乗ってみたい」という声が多く上がっている。
ドアミラーを廃し、代わりにカメラが捉えた映像をインパネ左右のディスプレイに映し出すサイドカメラミラーシステムを世界で初めて標準装備に。
インパネにはこのディスプレイも含め5つのディスプレイが並び、メーター、地図をはじめ、さまざまなインフォメーションが表示できる未来感満点のデザインだ。

スマホをデジタルキーとして利用できたり、クラウドAIとの会話で情報を得られるHondaパーソナルアシスタントを搭載するなど、先進性も申し分ない。
あまり使わないバッテリーまで積んで重くなり、かえって燃費ならぬ電費の悪化を避けるため、あえてシティコミューターとしての用途に割り切っている。最高出力は136ps〜154ps、最大トルクは315N・m、一回の充電での航続距離は259〜283km(WLTCモード)だ。

8月からの第一期注文は受け付け開始後すぐ予定台数に達し、11月から第二期の注文受付が始まっている。
 

■アウディ「e-tronスポーツバック」


電気仕掛けの大型新人

2020年9月に日本導入された「e-tronスポーツバック」は、スポーティなクーペSUV型の電気自動車だ。
全長4900×全幅1935×全高1615mmという「Q8」なみの大型なボディのフロントとリアに1基ずつモーターを配置し、4輪を駆動させるクワトロシステムを採用。
日常ではリアモーターを使ってエネルギー消費を抑え、滑りやすい路面やコーナリング、急加速など4WDが必要となったときは瞬時にフロントモーターが駆動する。
最高出力は300kW(約407ps)、最大トルクは664N・m。走行モードをスポーティなSモードにすると0-100km/h加速はわずか5.7秒という瞬発力を見せる。一充電での航続距離は405km(WLTCモード)。

インテリアはアウディらしいモードなデザインで、インパネ両端にはドアにつけられたカメラが捕らえた後方の映像を映し出すバーチャルエクステリアミラーのディスプレイが備わる。

「e-tronスポーツバック」の注文はすでに始まっているが、納車予定は2021年春としている。またクーペルックではない、SUVフォルムの「e-tron」も間もなく導入される予定だ。


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