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■メルセデス・ベンツ「GLS 400d 4マチック」


山道でも雪道も快適に

前身にあたる「GL」時代から3列目シートを備え、全長5m超というビッグサイズの「GLS 400d 4マチック」。初代GLから数えて3代目にあたる現行型は2020年3月に日本へ上陸した。
ボディサイズは全長5210×全幅1955×全高1825mm。3列シートの7人乗りのみで、3Lディーゼルターボを搭載している。

「GLS 400d 4マチック」の3Lディーゼルターボは最高出力330psを発揮。低回転域から最大トルクを発揮するため、巨体を発進時から滑るようなスムーズさで加速させてくれる。
4WDシステムは同社独自の4マチックの最新型だ。駆動配分を前100:後0〜前0:後100の間で可変することで、オンロード/オフロード問わず、さまざまな路面や走行状況に応じて車両をコントロールしてくれる。
さらに荒れた路面で微細な駆動力の調整をしてくれる「オフロードエンジニアリングパッケージ」がオプションで用意されている。

また標準装備されているアダプティブ・ダンピング・システムによって、通常は乗員の数や荷物の重量によって傾くボディを常にフラットに保つので、高速道路やオフロードでも常に快適に移動できる。
さすがはメルセデス。ベンツの最上級クラスである「Sクラス」のSUVボディ(=GLS)らしいラグジュアリーさは、上質なインテリアだけでなく、オフロード走行を感じさせないような機能にも盛り込まれている。
未舗装の山道や雪降る北国も、GLSなら気軽に「ちょっと出かけようか」と行けそうだ。
 
最新の自動運転技術が盛り込まれたBMWとメルセデス・ベンツのフラッグシップSUV。大柄なボディだけれど、誰でもラクに安心して運転するための技術が詰め込まれた、SUVらしい“贅沢”を満喫できる車なのだ。
さらに高速道路では低回転で優雅に走れて、荒れた路面や雪道では力強く路面を蹴るディーゼルエンジン。やっぱりラグジュアリーSUVにもディーゼルはよく似合うのだ。
「ラスト・オブ・ディーゼルSUV」とは……
低燃費なうえに、ガソリンより力強い走りが特徴のディーゼル車。世界で人気を誇るものの、電気自動車時代が本格幕開けした今は潮目が変わりつつある。魅力的なディーゼルモデルに乗るラストチャンス、改めてその魅力にフォーカス。上に戻る
籠島康弘=文


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