守備範囲が超広い万能選手「アームストロングフーディ」
「アームストロング フーディは、耐久性と快適さを両立したハイスペックモデルです。特に寒いときはフードまで密閉することで高い保温力を発揮してくれます。
生地に関しては、ザックを背負うときに擦れやすい肩や脇下、負荷のかかりやすい肘部分をコーデュラナイロンで補強していたり、袖口を伸縮性のあるサムホール付きのリブにすることでフィット感と保温性をキープしています」。
街で使う分には申し分ないスペック。ただ、シルエットが少しタイト気味?
「確かに、ゆったりというよりはスリムフィットです。ただ、アームホールがパワーストレッチ素材なのでストレスなく動かせます。表地はフェザーライトリップストップナイロン100%のマットな質感で、裏地は滑りの良いナイロンを袖まで通し、インナーを着込んでも着やすいよう設計されています」。
着にくさを心配する必要はまったくない、ってワケだ。
「また、パッカブル仕様になっていて、左ポケットに収納することで簡単に持ち運ぶこともできます。タウンユースはもちろん、本格アウトドアまであらゆるシーンに対応してくれるダウンジャケットですね」。
ボリュームを抑えたデザインながらも、確かな着心地と保温力を誇るアームストロング フーディ。こちらは、ブラック、ネイビー、ブルー、レッドの4色展開だ。
カナダグースは、本格的な機能服を打ち出すだけの頭の固いブランドではない。ファッションと本格的なスペック、その両方を搭載したタウンユースとして使える服をしっかり追求し、実際に提案できる数少ないブランドである。
そもそも街着には不要なものを取り入れることがアウトドアミックスの面白さだった。でも、今はもはや当たり前。デザインはデザイン、機能は機能と別々に存在するのではなく、兼備する時代である。そういう視点において、カナダグースはとてもバランスがいい。
今回紹介した2つのモデル然り、一着は持っておきたいブランドだ。
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カナダグース03-6758-1789「ザ・ベストダウン 2020」とは……冬アウターの王様、ダウン。その温かさ、存在感、使い勝手の良さはアウター界で他の追随を許さず、だからこそ各ブランドは毎冬、渾身作を世に送り出す。さぁ、2020年のキング・オブ・キングスを決めようか。
上に戻る 佐藤 裕=写真 中田 潤=取材・文