「年末年始はワイン三昧で」とは……テイクアウトやデリバリーが充実した今年。クリスマスはちょっと贅沢なグルメをピックアップして、自宅ディナーを楽しんでみてはいかがだろう。
そんな食卓に合わせたいのが、「ヨーロッパの小さな村のワイン」がコンセプトのmoulla(ムーラ)のお得すぎるセットだ。
「例えば、フランスには“美しい村協会”という団体があります。村人が2000人以上いないこと、歴史的な遺産や遺跡が最低2つはあって保護のための政策があるなど、いくつかの条件を満たしていないと登録できない。
そういった小さな村で作られたワインは、作り手にあまりビジネスをしようという気負いがなくて(笑)、上質な割にリーズナブルなワインが多いんです」(ソムリエ・堀澤和弘さん)
その中から今回は、フルコースをイメージして、フランスとイタリアから6本をセレクト。早速そのラインナップをご紹介しよう。
① アペリティフには、甘口のスプマンテ。「先祖代々の畑を守り続けていて、伝統と情熱を持ってワイン作りをしている生産者です」。
麦わら色をしたモスカート100%のワインは、果実のすっきりとした甘味と、柔らかな酸味のバランスが絶妙。
「スイーツとの相性も良いので、デザートワインとしてもおすすめです」。
② 前菜にはミディアムのイタリア・コルシカ島の白ワインを。「海の影響を強く受ける土地柄、農薬の使用が少ないのもポイントです。さっぱりとした飲み口ながらもミネラルを感じる、うちでも人気のワインです」。
③ 魚料理などに合わせたいのは、樽感のあるこちらのシャルドネ。「樽のニュアンスや、カラメルのような風味がありながらも、こってりはしていない、とてもバランスの良い1本です」。
しっかりとした味わいとすっきりとした後口は、バターを使った魚料理のほか、鶏ハムや鶏胸肉などにもマッチしそうだ。
④ 白と赤をつなぐのは、ロゼワイン。「できる男こそ、ロゼをうまく使ってほしいですね」。
ロゼというと「甘そう」と思われがちだが、白寄りのロゼもあれば、赤寄りのロゼもある。日本ではどっちつかずでどう合わせて良いか分からないという人も多いのだが、欧米ではオールマイティなワインとして愛されている。
「こちらのロゼは辛口。シラー100%のためフルーティだけど、重厚感もある、ロゼのイメージを覆すような1本です」。
⑤ 続いてはさっぱりとした赤ワインをどうぞ。「イタリア・フリウリ地方の土着品種レフォスコと、メルロのブレンドです。赤系の果実感、微かに感じる土のようなワイルドでミネラリーな香り、舌先にほんのり感じるピチピチ感が魅力です」。
フレッシュな果実味と柔らかなタンニンは、休日の昼飲みにも最適だ。
「白身魚のハーブローストなんかもいいですが、実は赤身の刺身や肉じゃがとも相性がいいんですよ」。
⑥ メイン料理にはやっぱり、重めの赤ワイン。「濃い果実感と熟成感があって、大きめのワイングラスで楽しんでもらいたい王道の1本です。ドライでしっかりとタンニンを感じる重厚感のある味わいですが、5本目のワインとメルローでつなげているので、スムーズに飲み進めてもらえると思います」。
ビーフステーキやローストレッグチキンと合わせれば、クリスマス気分も最高潮になること間違いなしだ。
「うちのワインは“和食にも合う”がコンセプトになっているので、クリスマスだけでなく、お正月のおせち料理に合わせても美味しいセットになっています」。
しかもコスパも抜群ときたら、この年末年始取り寄せない手はない。
「年末年始はワイン三昧で」とは……今年も1年間お疲れ様です。年末年始は英気を養いたいけど、今年はお出掛けもちょっと難しそう。ならばせめて美酒に酔おう! 味よし、コスパよし。オーシャンズ厳選のワインセットをどうぞ。
上に戻る 林田順子=取材・文