この数年、日本でも注目を集めている、大麻成分“CBD”を使った製品。
実はアメリカでは4〜5年前から、オイルをはじめとしたCBD製品がオーガニックマーケットや、一部セレクトショップなどで販売されはじめ、ウェルネスを意識する人々に浸透している。
特にカリフォルニアは“より良い生活”への意識が高い人が他州よりも多く、口コミやSNSなどでその人気が拡散したのだ。
今年に入ってからは大手ドラッグストアがCBDを配合したローションやリップバームなどオリジナル商品を立ち上げ、全国的に認知度が上がった。
そもそも大麻の主要成分には、精神作用を起こすTHC(テトラヒドロカンナビノール)と、CBD(カンナビジオール)がある。CBDは人体の恒常性を維持し病気の治癒を助ける働きをするほか、不安感の緩和、集中力や食欲の増進、睡眠サポートなど多くの働きをするため、自然療法として利用されている。
CBD製品は、オイルやパウダー、カプセルなどその形態はさまざまだが、今回紹介するのは手軽さがウリのタブレットタイプ。
成分をナノサイズの微粒子まで小さくし、錠剤を3層構造にした。それによって血液への移行が早くなり、吸収率が上昇。舌下錠なので肝臓を経由せずに即効性が期待できるものになった。
3種類から選べるフレーバーは、ビーガンかつ糖質ゼロなところもうれしい。おまけに容器はサトウキビが原料の成分解性プラスチックで環境にも優しいのだ。
CBDの愛用者であるディランさんは、外出時いつもポケットに入れてるとのこと。
「朝気分が乗らないときや、セリフを覚えるとき、役作りに集中したいときなど、考えごとが多い頭の中をいったんリセットしてリラックスするためによく食べているよ。特にオーディション前やディレクターとのミーティング前には必須だね。即効性があるのもこのCBDの特徴。Thanks TABLETZ!!」。
一歩先行く本製品は、現在LAで大人気のオーガニックスーパーマーケット、エラワンや、フレッドシーガル・ウエストハリウッドで好評発売中。日本ではビープル・バイ・コスメキッチンで年内先行販売予定だ。
鈴木泰之=写真 来田拓也=スタイリング 押条良太(押条事務所)、髙村将司=文