「看板娘という名の愉悦」とは……クリスマスが近付き、街の駅前にはイルミネーションが灯り始めた。JR京浜東北線、東急多摩川線、東急池上線が乗り入れる蒲田駅もそのひとつ。
東口では11月6日に点灯式が行われた。飲食店が軒を連ねる中央通りを進むこと2分。目指す日本酒バル、「ほいさっさ」に到着した。
インパクト抜群の店構え。牡蠣、和牛、そして日本酒を売りにしている。年中無休、午後1時オープンという男気溢れる店だ。
食材は高級なのに値段はリーズナブル。店内を覗くと、蒲田ではあまり見かけないお洒落な内装。
看板娘も働いています。思わず飲みすぎて「全部日本酒のせいだ!」と叫ぶためにも、やはり日本酒を注文したい。
厳選された日本酒が常時60種類以上。看板娘にオススメを聞くと、「『雨後の月』はいかがですか? 系列店の店長が酒造の社長と懇意で、うちでも全面的に推しているんです」。
ここまで並べられると壮観だ。「雨後の月」の中でも、今の推しは限定醸造で新酒の「十三夜」。十五夜の月より美しいといわれる未完の美がテーマのお酒だという。グラスで660円。よし、いただきましょう。
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