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■王者の風格と性能を支える、力強いディーゼルエンジン
ランドローバー「レンジローバー」


ランドローバーのモデルの中で最も伝統的で格式が高いモデルと言えば、誰もが迷うことなくレンジローバーの名を挙げるだろう。
“王室御用達”の文字通り、贅を尽くしたインテリアに憧れる人も多いはず。
ボディは全長5005×全幅1985×全高1865mm。車両重量は最も軽い仕様でも2390kgに達する。

この巨体を動かすディーゼルエンジンは3L V6ターボ。最高出力は190kW(258ps)/ 3750rpm、最大トルクは600N・m/ 1750-2250rpmに達する。
低回転からビッグトルクを発揮するディーゼルエンジンは2tを超える巨体を軽々と動かしてくれる。圧倒的なサイズ感、風格や優雅さなどフルサイズSUVでしか味わうことのできない魅力と引き換えに運動性能が犠牲になるのは本末転倒だが、レンジローバーならその心配は無用だ。

“砂漠のロールスロイス”とも評されるレンジローバーだけに、もちろんオフロード性能も申し分ない。電子制御のエアサスペンションは標準より50mm低い車高から80mmの車高アップまで調整が可能。
走行シーンに応じて最適な高さを選ぶことができる。これにより最大渡河水深は900mmに達する。
エンジンや足回りなどの特性を路面状況に合わせて任意に変えられるテレインレスポンス2など、最新機能により場所を選ばず優雅に走ることができる。
「ラスト・オブ・ディーゼルSUV」とは……
低燃費なうえに、ガソリンより力強い走りが特徴のディーゼル車。世界で人気を誇るものの、電気自動車時代が本格幕開けした今は潮目が変わりつつある。魅力的なディーゼルモデルに乗るラストチャンス、改めてその魅力にフォーカス。上に戻る
高橋 満=文


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