看板娘、登場
こちらは看護系の大学に通う莉子さん(20歳)。「何となく川越で働きたいと思っていた」のと、「COEDO」のロゴが気に入って応募したそうだ。
「お客さんからこのTシャツが欲しいとよく言われるんですが、『非売品なので、ここでバイトしていただくしかないですね』と言うと笑いが取れます」。
フードメニューも拝見。
「『紅赤』なら海老マヨが合いますよ」とのことで、「海老のマヨネーズ和え」(1200円)、「小松菜焼売」(400円)、「青ザーサイのナムル」(380円)に決めた。
「紅赤」は川越産のサツマイモ、「小松菜焼売」も同じく川越産の小松菜を使用している。「海老のマヨネーズ和え」の赤いソースはビーツとハチミツで作ったもので、ピンクペッパーが爽やかさに華を添える。
さて、莉子さんが生まれたのは山梨県の富士吉田市。幼い頃から富士山を見上げて育った。
「もう、あって当たり前の存在。一緒に成長してきたと言っても過言じゃないです。久しぶりに帰省して眺めると、とんでもないものの近くに住んでいたんだなと思います(笑)」。
小学校の頃は図書室で本を読むのが好きな静かな子供だった。
「『妖怪レストラン』っていうすごい長いシリーズの本があって、休み時間はひたすらそれを読んでいました」。
ピアノは幼稚園から高校受験の前までずっと習っていた。趣味を聞かれると「ピアノと絵を描くこと」と答える。
しかし、富士吉田は想像以上にのどかな町らしく、近くの山からサル、シカ、クマ、イノシシなどが下りてくるそうだ。
「中学の登校時にはサルに追いかけられたんですよ。焦って鉄のフェンスに突っ込んだらすごい音がしてサルは逃げて行きました」。
様子を見ていたお祖父ちゃんが心配して救急車を手配。病院に行ってレントゲンを撮ったが無傷で気まずい思いをしたらしい。
そう、莉子さんはお祖父ちゃんっ子、お祖母ちゃんっ子なのだ。先日、帰省した際に「なんかいいな」と思って撮った2人の写真が下。
この写真を元に描いたスケッチはLINEのトップ画像にしている。
祖父母は大掛かりな家庭菜園もやっており、野菜には困らないという。先日も新鮮な詰め合わせセットが送られてきた。
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