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エンジンで前輪を、モーターで後輪を
ミニ「ミニ クロスオーバー S E オール4」

全長4315×全幅1820×全高1595mm。
ミニブランドとして初めて、2017年にプラグインハイブリッドが用意されたクロスオーバー。2020年10月のマイナーチェンジでは、最高出力136ps/最大トルク220N・mを発揮する1.5Lガソリンターボエンジンに、電気モーターが組み合わされ、システムトータルでは最高出力224ps/最大トルク385N・mに向上している。
満充電の状態ならモーターのみで約53km走ることが可能だ。
WLTCモード燃費は14.8km/L。またマイナーチェンジで6速ATから8速ATに変わった。
駆動方式は4WDだが、前輪をエンジンで、後輪をモーターで駆動させる独特のシステム。
走行状況に応じて、あるときは前輪で、あるときは後輪で、さらには4輪で走る。もちろん走行中にそれが分かることはなく、自然に切り替えてくれる。
上記の「XC40」同様、こちらも室内空間やラゲージ容量が削ることなくシステムやバッテリーが搭載されている。ラゲージ容量450Lはほかの「ミニ クロスオーバー」と同じだ。
また衝突被害軽減ブレーキや渋滞時のストップ&ゴーもしてくれるアダプティブクルーズコントロールなど、先進安全運転支援機能も充実している。

そもそも通勤や買い物という“街乗り”は、スモールSUVの真骨頂。その際にガソリンを一滴も使わず走ることができるのは、家計にも環境にも優しいってこと。
つまり、プラグインハイブリッドのスモールSUVは、最強の街乗り車と言っても過言ではない。「XC40」と「ミニ クロスオーバー」のプラグインハイブリッドは、街を主戦場にするすべての人にオススメの車なのだ。
「小は大を兼ねる! スモールSUVの世界」とは……
かつてメルセデス・ベンツがコンパクトクラスと冠した「190」の全長は4430mm。つまり、これより小さい車は“スモール”と呼んでいいと思う。日本の狭い道路もスイスイ行けるし、燃費も良好。そんなスモールサイズのSUVは、等身大で乗りたい車の代表格だ。上に戻る
籠島康弘=文


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