「小は大を兼ねる! スモールSUVの世界」とは……プラグインハイブリッド。燃費がいいのは当然だが、プラグインは文字どおり、家で充電すれば電気のみで40km程度は走ることができるし、遠出する場合はガソリンスタンドを利用すればどこまででも行ける。
そんな都合の良すぎるボルボとミニのスモールSUVを紹介しよう。
充実装備も魅力
ボルボ「XC40リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション」
2025年までに世界販売台数の50%を、ハイブリッドを含む電動車とする目標を掲げているボルボ。それに沿うようにスモールSUVである「XC40」は、2020年8月に全車マイルドハイブリッドか、プラグインハイブリッドモデルとなった。
プラグインハイブリッドのモデル名は「リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション」と少々長いが、「XC40」シリーズの中で電動化を推進するボルボを象徴する位置付けとなっていて、オレフィス社のクリスタルシフトや、サブウーファー付きのharman/kardon社製オーディオシステムが備わるなど装備類も充実している。
最高出力180ps/最大トルク265N・mを発揮する1.5Lガソリンターボエンジンに、電気モーターが組み合わされる。
インテリアはほかのマイルドハイブリッド車とほぼ同じ。プラグインの場合、大容量バッテリーを搭載するためセンターコンソールの収納がなくなってしまうが、ラゲージスペースの広さは他モデルと変わらない。
もちろん自動運転レベル2相当の、先進安全運転支援機能「パイロット・アシスト」が備わるので、衝突被害を軽減してくれるだけでなく、高速道路で巡行時や渋滞時もアクセルやブレーキペダルの操作が不要で、ステアリング操作もアシストしてくれる。
遠出する際も安全かつ、運転がラクになるスモールSUVだ。
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