「ままのきもち」とは……考え方を常にアップデートできるかっこいいパパでいてね♡
先日、『82年生まれ、キム・ジヨン』という映画を観ました。韓国の小説が原作で、1982年に生まれたキム・ジヨンが経験してきたさまざまな理不尽や不平等、女性であるがゆえの生きづらさを描いた作品です。
私は84年生まれで、キム・ジヨンとほぼ同世代。世代ごとにジェンダーの課題に対しての考え方もそれぞれ違うから、仕事と育児をどう両立するのか、パパにどれくらい頼っていいのか……。キム・ジヨンのように悩んだり、悩んでることにすら気付かずいつの間にかキャパオーバーになっていました。
そんな私が前に進めたのは、環境や考え方のアップデートを肯定するようになったから。この「環境や考え方のアップデートを肯定する」ことは、男女関係なく、今の時代を楽しく生きるために必要なのではないかなと思います。
我が家では、パパがキッチンに立つようになった変化を楽しんでくれています。朝ごはんやお弁当を作ることで子供の栄養や食材の買い出しを考えるようになり、キッチン周りを掃除し始めたことでうちの中を掃除する意識が働くようになったそう。
「今まで気付かなかったところにも目がいくようになったから、やってみて良かったよ」と話してくれました。そのために早く起きることは大変だと思うけど、習慣を変えて、私をサポートしてくれていることに本当に感謝しています。
アップデートしていることはほかにもあります。パパが服や道具の収納場所を細部まで把握してくれるようになったことはかなり助かっています! おかげでゴルフや出張、急に寒くなったときなんかも「あれどこにしまってあるんだっけ?」と聞かれなくなりました。
常に家族のあり方を考えて、アップデートしていく。そして考えを変えた自分を肯定してあげる。そんな前向きさをパパが持ってくれていたら、とても心強いしうれしいです♡
[牧野紗弥 プロフィール]
「VERY」「Domani」「LEE」など女性誌で活躍中の人気モデル。結婚11年目、4、8、10歳の3児の母でもあり、夫婦のかたちも現在進行形で更新中。趣味はキャンプ、テニス、スキーなどアクティブな一面も魅力。
instagram@makinosaya「ままのきもち」とは……長い時間をともに過ごしながら、理解しきれないのがパートナーの頭の中。いまだに「ままのきもち」がわからないと、困り果てているパパ読者のために、母であり妻でもある、モデルの牧野紗弥さんが優しくレクチャーしてくれる!
上に戻る 川崎一貴(MOUSTACHE)=写真 坂野陽子(f-me)=スタイリング イワタユイナ=ヘアメイク