実はジープと兄弟車的存在
フィアット「500X」
また、「レネゲード」には、同じFCAグループであるフィアットから発売されている兄弟車的な位置づけの「500X(チンクエチェント・エックス)」も存在する。
「レネゲード」がジープの伝統的なイメージを継承しているのに対し、「500X」は大ヒットモデルのフィアット「500」をより力強くしたデザインを採用。インパネまわりも「500」のイメージを踏襲したカラフルなデザインになっている。
このように2WDと4WD、ガソリンエンジンとPHEVというように、さまざまなニーズに応えられる選択肢が用意されているのは、これまでにないジープの新しいトピックだ。
ジープらしい空気感を存分に味わうなら「ラングラー」、ジープらしさを気軽に楽しむなら「レネゲード」。ジープとは違うポップな世界観が好きなら「500X」。
ジープとそのグループは、選ぶことから楽めるスモールSUVが用意されているのだ。
「小は大を兼ねる! スモールSUVの世界」とは……
かつてメルセデス・ベンツがコンパクトクラスと冠した「190」の全長は4430mm。つまり、これより小さい車は“スモール”と呼んでいいと思う。日本の狭い道路もスイスイ行けるし、燃費も良好。そんなスモールサイズのSUVは、等身大で乗りたい車の代表格だ。
上に戻る 高橋 満=文