ミニは絵になる車
近所の中古車屋で見つけたミニ。もともと角南さんの大好きな車で、いつかは乗ってみたいなと思っていたという。
「スーパーカーブームの波をザブンと被った世代で、小さい頃はランボルギーニカウンタックとか、フェラーリ512BBとか、いろんな車に憧れていました」。
一方で小さい頃から自転車にも興味を持つようになり、幼心に、自分は乗りモノにハマるタイプだと気づく。
ハマったら最後……なのは、免許取得から7年足らずで現在のラインナップを揃えたことからも、おわかりの通り。だから40歳で免許をとるまで、あえて車を避けてきたのだという。

「ミニは非常に絵になる車です」と角南さんは言う。
「キャンプという行為は、すごく古典的で、野性的。土の上で、木々の中で、布や薪のある中で、近代的な車って、似合わないと思います」。その点、古典的なミニは実は違和感なくテントの横に馴染み、ルーフにカヌーを載せても絵になるという。
「キャンプ用品を撮影する際にも、ミニなら使えるなと思ったんです」。もしほかに置くなら「ランドローバーディフェンダーや、フォルクスワーゲンのタイプII(ワーゲンバス)とか」。これがまず購入理由のひとつ。
さらに「工業製品でこれだけ長く、幅広い層に愛されているモノは、あまりない」ことも衝動を抑えきれずに購入した理由のひとつだ。

角南さんの乗る、いわゆる「クラシックミニ」は、製造が終わってもう20年が経つにも関わらず、未だに世界中に愛好家がいて、彼らの支持もあって今もさまざまな中小メーカーからパーツが供給されている。あるいは中古パーツが流通している。
「ひとつの文化として残っているんですよね。自分も工業デザイナーとして、そういうものをひとつは作りたいなと思う、憧れの存在なんです」。
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