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というわけで、縁あって「腹黒屋」で働くことになったみゆうさん。1個上の先輩、あやぼんさんは「細かいところに気が利くし、いつも元気で明るい」と絶賛する。
「腹黒さ? まったくないです」。
ここで、みゆうさんがテラス席の団体客から撮影係を頼まれた。
アングルにも細心の注意を払う。
楽しそうに飲んでいる皆さん。男性のひとりは「料理は美味しいし、店員さんの接客もいい」と言う。また、陽気な女性は「妹の出産祝いで名古屋から来たんですよ。コロナなんか嫌い。何でも笑顔でイエーイ」と終始笑顔だ。
「ちゃんと載せてよ」と念押しされました。
コロナによる営業自粛期間中は契約農家の野菜を消費できない。そんな農家を助けるために、店頭で野菜を売った。
看板娘の面目躍如。
水なす92円、レタス46円と、店の儲け度外視の互助活動だ。
スタッフ同士も仲が良く、閉店後に飲みに行くことも多い。
こだわりの串焼きともつ鍋、そして意外にも神社仏閣を愛する看板娘を堪能した。真冬のテラス席はビニールカーテンを巡らせたうえで、暖房をガンガンにつけるとのこと。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
「黒く塗る部分を間違えちゃった」という生ビールのジョッキ。
 
【取材協力】
腹黒屋 横浜
住所:神奈川県横浜市西区南幸2-6-6 DD・Z‐POINT 1F
電話番号:045-324-2839
www.dd-holdings.jp/shops/haraguroya/yokohama
「看板娘という名の愉悦」Vol.125
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
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石原たきび=取材・文


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