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看板娘、登場

「お待たせしました〜」。
今回の看板娘は、みゆうさん(21歳)。本名である。
「『腹黒屋』という店名には、『お客様の愚痴をたくさん聞いて腹を割ろう』という意味もあるんですよ」。
ネームプレートの似顔絵は2つ下の社員の女の子が描いてくれた。
早速、フードメニューを拝見。
気になるものが色々と……。
みゆうさんと相談の末、まずは自慢の「もつ鍋(塩)」(1390円)を注文。串焼きは「はつ」(200円)「豚バラ」(250円)「カマンベールチーズ」(280円)に落ち着いた。
串焼きは1本ずつ皿に乗せるスタイル。
「串焼き専門店」を謳うだけあって、いずれもレベルが高い。3種類の交互浴ならぬ“交互喰い”が進む。
こちらは食べ頃の「もつ鍋」。
国産牛の生もつはぷりっぷり。その旨味が滋味深い塩スープに溶け込む。最終的に完食、完飲した。
さて、みゆうさんに小中学校時代の思い出を聞いたのだが、困った顔で「うーん、あんまり覚えてないんです」。何気なく「中学の修学旅行はどこへ?」と振ると「あ、金閣寺に行きました!」と表情が華やいだ。
「すごく感動したので、一昨年、友達と日帰りでまた行ってきたんです。私、どうやらお寺や神社が好きだと気付きました」。
清水寺の扇子を持って記念写真。
浅草寺にも心を奪われている。写真好きのみゆうさんは愛用のデジカメを手に訪れた。
ふだんは景色、花、人などを撮っているそうです。
「いま行ってみたいのは川越の『ながかわ神社』でしたっけ? 縁結び風鈴とか風鈴回廊とか、インスタ映えするスポットです」。
「永」じゃなくて「氷」の氷川神社ですね。
金閣寺に感動しつつ、高校に入学したみゆうさんは「らあめん花月嵐」でアルバイトを始める。しかし、なぜラーメン店?
「友達が一緒にやろうと言ってきたんですが、彼女は部活の関係で働けなくなっちゃって。ラーメンはあんまり好きじゃなかったから、賄いは餃子だけ食べていました」。
しかし、そのすぐあとに食べた一蘭のラーメンに感動。食べず嫌いだったのだ。
「花月のイチ推しは『黄金の味噌ラーメン』。コーンと味噌の相性が最高です」。
2003年冬に期間限定メニューとして登場し、その後グランドメニューとなる。
高校の修学旅行は北海道だった。
「あんまり覚えてないけど、札幌の時計台を見て、ハイ終わりみたいな。でも、11月に友達と札幌に行くので、本場の味噌ラーメンを食べ尽くしてきます」。
突然ですが、高校3年生の文化祭の準備でふざけているところ。


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