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EVになっても“野獣”並のハイパワー

それからちょうど10年。
かつてのシュワちゃんの名ゼリフ「I’ll be back」を実践するかのように、2020年10月20日、ハマーの名が復活した。今度は戦場ではなく、世界中の未踏破の地でさえ快適に駆け巡れるような、ハイテク満載の電動トラックとして。
この日予約販売が開始されたのは「ハマー EV エディション1」。開発チームのひとりは生まれ変わったこのハマーを「off-road beast(オフロードの野獣)」と呼んでいる。
GMが独自開発したバッテリー「アルティウム」を堅牢なボックスに入れて車体下部に搭載する。
「エディション1」は3つのモーターによって最高出力1000馬力/最大トルク約15592Nm(推定値)という恐るべきパワーで、4輪を操る。
電子制御で走行状況に応じて各車輪に適切なトルクを与えることで、荒れ地からハイウェイまでいともあらゆる場所を走ることができるという。
1回の充電で350マイル(約563km)の走行が可能で、独自の発進制御モード「Watts to Freedom」を選べば、停止時から60マイル(96km/h)に達するまでわずか3秒程度と、スーパースポーツカー並みの加速力も備える。


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