■小さなボディに未来感溢れる
プジョー「SUV 2008」
プジョー「508」で初採用された、新しいプジョーのアイデンティティであるライオンの牙をイメージした縦長のデイライト。
ハッチバックの「208」と「SUV 2008」ではさらに進化し、フロントライトとリアコンビネーションライトの中に浮かぶ3本のかぎ爪のようなデザインが強烈なインパクトを与えている。
このクールで未来的なイメージは、グループPSA が進める電動化戦略ともリンクする。またプジョーは3ブランド中で最もスポーティな乗り心地という位置付けだ。
最高出力96kW(130ps)を発生する1.2L直3ターボのほか、100kW(136ps)を発生する電気自動車の「SUV e-2008」もライナップされている。
一充電の航続距離は385km(JC08モード)と、日産リーフの40kWhモデルより少し少ない程度なので、普段使いはもちろん、日本の急速充電器にも対応していることもあり、ロングドライブだって心配ない。
EVは大きなバッテリーを搭載するため室内空間が犠牲になる場合もあるが、「SUV e-2008」はガソリン車と居住スペースや荷室スペースがほぼ変わらない。
ラゲージ容量はガソリン車と同じ434Lで、このクラスではトップレベルの広さ。FFのみの設定のため、悪路を積極的に走るのには向かないが、街乗り中心であれば「室内の広い先進的なスモールカー」として十二分にアリなのだ。
3/3