近年のボクシング熱の高まりはスゴい。熱過ぎると言っていい。
現役最強ボクサーのひとり、“モンスター”こと井上尚弥の次戦はもう目前。キックボクシング界の神童・那須川天心もボクシングへの転向を明言したばかり。何よりオーシャンズ世代をザワつかせているのが、マイク・タイソンの15年ぶりの復帰戦。
このボクシング祭り、思いっきり乗っかろう。レイニングチャンプとモハメド・アリのカプセルコレクションを身に纏って。
マイク・タイソンは“最強のボクサー”として記憶に残っているが、ボクシングにおける“最高のボクサー”がモハメド・アリだという意見に異論の余地はない……はずだ。
芸術的なステップワークや正確無比なジャブを駆使し、あまりにも有名な“蝶のように舞い、蜂のように刺す”ファイトスタイルを確立。通算3度の世界王者奪取と合計19度の防衛を成功させた彼は、リング上において最強ボクサーの1人だった。
リングの外での彼はさらに偉大だった。黒人差別やベトナム戦争に命懸けで抗議し、人種の自立や世界平和の実現に取り組み、世界中を鼓舞し続けた。その存在感はいちスポーツ選手の枠を超え、もはや歴史上の偉人の域。故に“最高”と呼ばれるのだ
……おっと、つい熱が入ってしまったようだ。
今回のコレクションは、Tシャツ、ジャケット、スウェット……などなど、トレーニングでも活躍するアイテムのほか、現役時代のアリを彷彿させるようなローブなんかも登場する。
ざっとご覧あれ。
デザインのコンセプトとなっているのは、アリ本人が現役時のインタビューで語った言葉「トゥルース(Truth)」。彼の信念が表されたような詩の文面などを各所にプリントし、レイニングチャンプらしいミニマルでモダンなデザインに仕上げた。
素材にこだわり抜いた高品質なオリジナルファブリックや高い縫製技術、丈夫で快適というハイスペックな機能性を特徴とし、“世界最高峰のカットソーブランド”と謳われるレイニングチャンプ(現王者)。
彼らが手掛けた、最高のボクサーの魂が宿った特別コレクションは、10月31 日(土)から発売スタート。王者の服を身に纏い、アツアツのボクシングブームを全身で楽しもう。
[問い合わせ]サザビーリーグ03-5412-1937原嶋鉄人=文