■見ても乗ってもプレミアムなデザイン
アウディ「Q2」
全長4200×全幅1795×全高1500mm。ここ数年、プレミアム感を求める人に特に人気となっているメーカーといえばアウディだろう。
2017年2月に日本導入されたアウディ「Q2」は、今回紹介する中ではもっともコンパクト。といっても、室内は思いの外広く、とくに頭上スペースはかなりのものだ。
エクステリアはさまざまな面が組み合わせられており、走る街並みをボディに複雑に写しながら存在感を主張するデザイン。Cピラー（ボディ後方の柱）だけ色を変えることができるのも新しい。
インテリアの質感も、インパネからシートまでアウディ車らしいプレミアム感をキープしており、より先進的なデザインが好みなら、メーター類が収まるスペースにナビ画面を全面表示できる液晶メーターも用意されている。
搭載されるエンジンは1L直3ターボと、1.4L直4ターボの2種類。いずれもFFとなる。2019年12月には最高出力221kW（300ps）、最大トルク400N・mを発生する2Lターボを搭載するハイパフォーマンスモデルの「SQ2」もラインナップに加わった。こちらは同社独自の4WD技術「クワトロ」を搭載している。
プレミアムでスポーティ。妥協を感じず、上位クラスと同じように高い満足感をもって乗れる。都市部からリゾートまで、どんなシーンでも上質な雰囲気を味わえるのは、ドイツ御三家のスモールSUVならではの魅力だと言えるだろう。
「小は大を兼ねる! スモールSUVの世界」とは……
かつてメルセデス・ベンツがコンパクトクラスと冠した「190」の全長は4430mm。つまり、これより小さい車は“スモール”と呼んでいいと思う。日本の狭い道路もスイスイ行けるし、燃費も良好。そんなスモールサイズのSUVは、等身大で乗りたい車の代表格だ。
上に戻る 高橋 満=文
